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史上初を狙う大谷、世界記録がかかる山本昌……2015年シーズンに達成が予想される『大記録』(投手編)

もう1カ月もすればキャンプが始まり、あっという間に開幕を迎える。そこで年明けということで、2015年シーズンに達成が予想される大記録についてまとめてみた。今回は投手編だ。

2015/01/02

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大記録達成が目前に迫る黒田、西口、三浦

 毎年のように名球会入りを果たしている野手に比べ、厳しい戦いが続いているのが投手だ。最後に名球会入りを果たしたのが2010年に通算250Sを挙げた岩瀬仁紀(中日)。投手にとってもうひとつの名球会資格である200勝を達成したのは、2008年の山本昌(中日)が最後で、それ以来ひとりも現れていない。
 
 その200勝に最も近い男が、8年ぶりに広島復帰を果たした黒田博樹だ。黒田は日米通算182勝を挙げており、あと18勝で200勝に到達する。順調に開幕を迎えることができれば先発ローテーション入りするのは確実で、何勝積み上げることができるのか注目が集まる。
 
 もうひとり、黒田と同じく通算182勝をマークしているのが西口文也(西武)だ。しかし、ここ2年間勝ち星を挙げておらず、昨シーズンは先発ゼロ。現状を考えると、記録到達は厳しいかもしれないが、西口は「具体的な目標はないが、先発としてきっちり仕事を果たしたい」と語っており、まだ200勝をあきらめたわけではない。かつて西武のエースとしてチームを支えた西口がどんなピッチングを披露してくれるのか楽しみだ。
 
 そして、投手にとってひとつ勲章である奪三振。通算2500奪三振にあと95に迫っているのが三浦大輔(横浜DeNA)。昨シーズンは55奪三振に終わった三浦だったが、2012、2013年は100以上の三振を奪っており、記録達成の可能性は十分ある。
 
 三浦には遠く及ばないが、節目となる1000奪三振には多くの達成が予想される。残り15奪三振の大竹寛(巨人)、17奪三振の中田賢一(ソフトバンク)、44奪三振の木佐貫洋(日本ハム)、71奪三振の久保康友(横浜DeNA)、75奪三振の帆足和幸(ソフトバンク)らがそうだ。いずれも先発ローテーションの期待がかかる投手だけに、今季への達成に期待がかかる。

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