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06年日本ハムを日本一に導いたトレイ・ヒルマン氏、韓国SK監督に就任。「日本で実績を残し、采配を称賛する声も多い」

日本球界で活躍した外国人選手・監督は今も世界どこかで野球に関わっている。彼らの情熱はまだまだ尽きることはない。かつて北海道日本ハムファイターズで日本一にも輝いたヒルマン氏が来季より、韓国のチームを指揮する。

2016/10/27

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チーム初の外国人監督

 現在、行われている日本シリーズは第4戦を終えた。戦いの場を札幌ドームに移してからホームの北海道日本ハムファイターズが2連勝を飾ったことで勝負の行方はわからくなってきた。4年前の忘れ物を取りに行くため、チーム一丸となって広島東洋カープに挑む。

 本日27日、07年まで日本ハムで監督を務めたトレイ・ヒルマン氏が韓国・SKワイバーンズの監督に就任すると報じられた。2年契約で契約金と年俸を合わせ160万ドルで合意。日本ではリーグ優勝2回、日本一1回と北海道移転後、初の栄冠をもたらした人物が隣国でもその手腕を発揮することになった。

 今回、指揮を執るSKは韓国シリーズ3度の優勝を誇るチーム。昨年のプレミア12の開幕戦で先発したキム・グァンヒョンが在籍している。また、日本球界関係者とも馴染みが深い球団で選手としては門倉健(元巨人など)、コーチとしては正田耕三(元広島)や関川浩一(現ソフトバンクコーチ)など多くの日本人を受け入れている。

 10年に開催された日韓クラブチャンピオンシップでは千葉ロッテマリーンズとも対戦した。近年は12年を最後に韓国シリーズ進出を果たせておらず、今季も6位と低迷したことから前監督が辞任。新監督を探している中での発表だった。

【次ページ】チームに新しい風を
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