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移籍か残留か? 陽、糸井ら6名がFA権行使

9日にFA権行使の申請が締め切られた。果たして、行使後の残留か、移籍か。各選手の決断はいかに。

2016/11/11

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今オフにFA権を行使するのは6名

 10月31日からFA権行使の申請が始まり、土・日・祝を外した7日後の11月9日に締め切られた。
 申請した選手の公示は10日の午後3時で、交渉解禁は11日以降となっている。

 今オフ、FA宣言している選手は以下の6選手だ。

【セリーグ】
 
・横浜DeNAベイスターズ    山口俊

 

【パリーグ】
 
・北海道日本ハムファイターズ 陽岱鋼
・福岡ソフトバンクホークス  森福允彦
・埼玉西武ライオンズ     岸孝之
・埼玉西武ライオンズ     栗山巧
・オリックス・バファローズ  糸井嘉男

 

 2005年高校生ドラフト1位で指名され、これまで11年間北海道日本ハムファイターズに所属していた陽岱鋼。5年目以降は6度100試合以上出場、130安打以上を5度、2ケタ本塁打を3度マークしている。日本シリーズでは、第2戦で死球を受けたこともあり、3戦目以降は代打で出場するも、1本も安打は出なかった。長打をアウトにできる守備範囲の広さに加え、ケガがなければコンスタントに安打を量産し、一発にも期待できるので、打線に厚みを加えたい球団が獲得に名乗りをあげそうだ。

 横浜DeNAベイスターズの山口俊は今季、開幕投手を務める予定だった。しかし、開幕直前の試合中に右足首を捻挫し、開幕時は二軍スタート。今季初登板となる4月9日を白星で飾り、後半に4連勝するなどで11勝(5敗)を挙げている。先発ローテーションが不足している球団、あるいは抑えが安定できていない球団が狙いにいくように思える。

 35歳になっても、衰えない驚異の身体能力を発揮したオリックス・バファローズの糸井嘉男もFA権を行使している。自身初の盗塁王に加え、2年ぶり7度目のゴールデングラブ賞を獲得。8年連続120安打以上を記録し、脚でもまだまだ魅せられる糸井を使いたい球団は少なくないだろう。

 なお、西武の栗山巧は、FA権を行使したうえで残留するとみられる。

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