2年連続トリプルスリー、2000本安打、月間5度のサヨナラ勝ち……NPBで今季達成した主な記録
2016年もあと数日。今シーズン達成した主な記録を振り返りたい。
2016/12/28
西武は開幕戦でサヨナラ勝ち
最後に、チームが達成した記録をいくつか紹介したい。
ひとつめは、日本ハムが達成した15連勝だ。
6月19日の中日戦(ナゴヤドーム)から、 7月11日のオリックス・バファローズ戦(京セラドーム)まで連勝し続けた。15連勝以上は、2005年にソフトバンクが達成したとき以来、11年ぶり9球団目の快挙となっている(NPB最高記録は18連勝)。この連勝はリーグ優勝・日本一へとつながった要因の一つでもあるだろう。
2つめに、埼玉西武ライオンズが決めた開幕戦サヨナラ勝利を挙げたい。
オリックスに先制されるも、7回に追いつき3-3に。そして9回に再び1点を失った直後、西武の先頭打者・鬼﨑裕司が見逃し三振し、開幕戦は黒星発進になるかと思われた。だが、秋山翔吾が四球で出塁すると、栗山巧が三塁打を放ち同点。そして、エルネスト・メヒアが中前安打を放ち、開幕サヨナラ勝利となった。開幕戦サヨナラ勝利はパでは2014年の日本ハム以来20回目となっている。
3つめは、広島が6月にサヨナラ勝利を5度経験したことだ。
今年の広島のサヨナラと言えば、6月14日コリジョンルール適用によるサヨナラ勝ちの印象が強いという方が多いのではないだろうか。同月は前述した試合を含めて5度、サヨナラ勝利を決めている。これはセリーグの月間サヨナラ勝利数最多タイ。セで4度目の達成となった。(NPBのサヨナラの最多記録は1955年7月阪急ブレーブスの6度)
来季も個人の記録、チームの記録に注目したい。