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DeNAへの人的補償は平良拳太郎。プロテクトリストから外した巨人、13年ドラフト組の熾烈な生存競争【死亡遊戯コラム】

DeNAが巨人にFA移籍した山口俊の人的補償として、平良拳太郎の獲得を発表した。

2017/01/06

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13年ドラフト組の半分はすでに巨人にいない

この田口と平良を含む巨人13年ドラフト組は、それぞれ波乱万丈な野球人生を送っている。
 
1位 小林誠司  捕手/日本生命
2位 和田恋   内野手/高知高
3位 田口麗斗  投手/広島新庄高
4位 奥村展征  内野手/日本大学山形高
5位 平良拳太郎 投手/北山高
育成
1位 青山誠   外野手/日本大学
2位 長江翔太  投手/大阪経済大学
3位 北之園隆生 内野手/秀岳館高
 
小林は16年129試合出場で正捕手定着。田口は10勝10敗、防御率2.72の好成績。
すでに2人が1軍の主力として働いていることからも、成功のドラフトと言えるだろう。
かと思えば、奥村は巨人在籍わずか1年で、相川亮二のFA人的補償として東京ヤクルトスワローズへ移籍。
そして、同じく平良も在籍3年でチームを去ることとなった。
ちなみに育成の長江と北之園は昨季限りで戦力外通告を受け退団。
 
この年、指名を受けた8名中4名はすでに巨人にいない。
入団時は将来のスラッガー候補と期待されたドラ2の和田恋も、14年1位岡本和真、15年5位山本泰寛、16年1位吉川尚輝と続々と有望内野手が入ってきた関係もあり、押し出されるように外野へ。いまだ1軍経験はなく、2軍と3軍を往復する日々。背番号も降格し、間違いなく今季が正念場となるだろう。
 
それぞれのプロ3年間が終わり、4年目シーズンがやってくる。
 
昨オフの契約更改で田口は3200万円アップの推定年俸5000万円を勝ち取り、年俸750万円でサインした平良はDeNAで再スタート。
 
目指すは2年連続2ケタ勝利、背番号90は元エース内海哲也を継承するようなサウスポーに成長できるのか?
それとも心機一転、琉球トルネードがベイスターズの主戦投手へと成り上がるのか?
 
同期入団で同い年のライバル、田口麗斗と平良拳太郎。
あの頃、ジャイアンツ球場でともに泥にまみれた18歳のルーキーたちは、今年22歳になる。
彼らが東京ドームで投げ合う日を楽しみに待ちたい。

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