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オリックス、ソフトバンクの追撃かわし辛勝!決勝打のモレル「良い結果になってよかった」

2017/04/29

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 29日、オリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦が京セラドーム大阪で行われ、オリックスが6-4で勝利を収めた。
 
 オリックス先発・岸田、ソフトバンク先発・攝津で始まった試合は、オリックスが序盤で攝津を攻略し、主導権を握った。
 
 初回、オリックスは一死から大城の四球、安達の安打でチャンスを作ると、小谷野の二ゴロ間に1点を先制。そして、2回にはモレルの四球、駿太の安打、若月の犠打でチャンスを作ると宮崎の犠飛、大城の適時打で2点を追加した。そして、3回には満塁のチャンスでモレルが走者一掃の適時二塁打を放ち、計6点を奪い攝津をKOした。
 
 一方、オリックス先発・岸田は3回までに66球を要し、4四死球、1失点と不安定だったこともあり3回で降板となった。しかし、2番手のコークが4回を4安打、6奪三振、無失点と好投。ソフトバンク打線の反撃を封じた。
 
しかし、9回に登板した4番手・海田は今宮の犠打で1点を失ってしまい、2死を奪ったものの明石に四球を与え、内川を迎えるところで降板。その後、5番手・平野は内川に四球を与え満塁とすると、デスパイネにに2点適時二塁打を浴び、なおも一打同点のピンチを背負ったが、最後は中村晃を投ゴロに打ち取り、なんとか試合を締めた。
 
 ソフトバンクは9回にオリックス救援陣を攻め、反撃を見せたが、あと一打が出ず、悔しい敗戦となった。
 
4回に走者一掃の決勝適時打を放ったモレルは、以下のように話した。
 
「チャンスだったので、高めに来たら積極的に打とうと思っていた。良い感じでとらえることができたし、犠牲フライにはなってくれると思ったんだけどね。もっと良い結果になってよかったよ!」
  
 打線をけん引してきたロメロの代わりに昇格してきた助っ人は、打率.176と期待通りの成績を残しているとは言えないが、今日は試合を決める一打を放ち、本人も満足な結果が残せてようだ。
 
 一方、3回で降板となった岸田は「3回しか持たず、申し訳ないということしかありません」とコメントを残している。2014年以来の先発登板となった岸田だったが、ブレークした2009年には19登板で10勝をマークしている。
 
 5月で36歳になるベテランが、金子・ディクソン・西・松葉・山岡に続いて先発ローテーションを守れれば、オリックス先発陣はより強固なものとなるだろう。