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5月好調の日ハム、浮上のキーマンは西川。2戦目の先発は斎藤佑樹か【パ第12節望】

パシフィック・リーグは9日から第12節に入った。札幌ドームで行われる北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズ戦は2連戦となっている。

2017/05/09

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厚みが出始めた日本ハム打線

5位 日本ハム ― 4位 西武 札幌ドーム 1勝5敗0分
 
 調子を上げてきた日本ハムが4位の西武を追いかける展開。これまで日本ハムが1勝5敗と分が悪かったが、巻き返せるか。お互いにとって大事な2連戦となるはずだ。
 
 5月に入ってまだ1敗しかしていない日本ハムは前週の勢いをつなげたい。その意味では、初戦の先発・高梨裕稔はいいスタートを切りたい。前回登板では9回完封勝利を挙げている。2戦目は加藤貴之を1日の前倒しも予想されるが、斎藤佑樹という線もある。あまり前倒しの登板は良くないが、斎藤の先発もやや心配だ。
 
 打線は首位打者の近藤健介、中島卓也を前週は欠きながらも、勝利を挙げてきた。西川遥輝が打率・出塁率をあげキーになりつつある。前節は矢野謙次の貢献もあったが、復調気配の見える中田翔の打棒に期待したい。左足の振り上げ方が変わり、体重の乗りが良くなっている。田中賢介らの状態も良く、打線に厚みが出始めている。
 
 西武は前週、1勝5敗に沈み、先発投手陣の層の薄さを露呈している。特に、平日衆は苦しい状況だ。初戦の先発は高橋光成が上がる。今季は序盤好投をしながらも、1イニングで崩れる試合が目立っている。いかに踏ん張れるか。2戦目は十亀剣が3試合目の先発を任される。二人とも背水の登板といえるかもしれない。
 
 打線はさほど心配な状況ではない。好投手にもある程度の戦いはできるはずだ。1番・秋山翔吾、3番・浅村栄斗、4番・中村剛也、メヒアらは調子をキープ。少しずつ状態をあげつつある下位打線がどこまで奮起できるか。投手陣が苦しいだけに、打線がカバーしたい。ビジター5連戦となるが、地力を発揮することができるか。

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