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台湾4割打者・王柏融が日本球界に電撃移籍か。複数球団が熱視線、シーズン途中加入も可

現在、台湾野球リーグ(CPBL)で打率トップをマークしているラミゴ・モンキーズの王柏融をNPBの複数球団が狙っている。王が納得する補償金を支払い、満足する条件を提示できれば日本球界で姿を見ることができそうだ。

2017/05/12

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NPBの複数球団が熱視線

 台湾野球リーグ(CPBL)、ラミゴ・モンキーズの王柏融(ワン・ブォロン)は、ついに日本プロ野球球団の補強プランに入った。最近の台湾野球ニュースでは、もっぱらこの話題が熱く議論されている。
 
 5月9日、台湾新北市の新荘野球場には阪神タイガースの球団代表とスカウトの姿があった。現地・台湾メディアによれば、彼らは王柏融を観察しにきたという。5月11日現在、王はCPBLで打率.405(リーグ1位)、本塁打5本(同9位タイ)、26打点(同3位)の好成績を残している。
 
 王本人は、「あ、阪神ですか? 試合の前に聞いていました。でもスカウトさんはよく球場にきますから、僕はあまり気にしてない、もう慣れた。考え過ぎても意味ないから、目の前の仕事を精一杯やりたい」と特別興奮している様子もない。王はまだ23歳だが、移籍の噂にもベテラン選手のような落ち着いた雰囲気を保っている。
 
 阪神だけではなく、オリックス、西武、そしてソフトバンクも王に熱視線を送る。MLBのあるスカウトは現地SETNニュースに「王は今年3年目。一番いい時期で、移籍だったら日本が最も活躍しやすい。メジャーはまだ早い。最近は、多くの日本球団が王を調査している。それは確実な情報で、その中で一番積極的なのはソフトバンクだ」と語った。
 
 また千葉ロッテマリーンズも候補である。複数の日本メディアによると、ロッテの球団本部長は新たな外国人選手の獲得に意欲があるという。また、ラミゴとロッテは関係が深く、一部で同じ応援歌を使っている背景もある。
 
 現在ロッテはパ・リーグ最下位に低迷。4月のチーム打率は.186で、1割台になるのは1965年開幕以来52年ぶり最悪の事態であり、「貧打線」に伊東監督も頭を悩ませているはずだ。特に外国人選手はまったく活躍しておらず、外国人選手の補強はチームの浮上に有効な手段ではないか。

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