【14日のセ・リーグ結果】S荒木サヨナラ満塁弾、T福留決勝打、広島快勝
2017/05/14
〇ヤクルト5×-1中日●(松山中央公園坊っちゃんスタジアム)
ヤクルト先発のドラ2ルーキー・星、中日先発・吉見で始まった試合は、両軍投手が粘投を続けるロースコアゲームとなっていた。
星は6回を98球で1失点、その後のルーキ・石山・秋吉は1イニングずつを無失点に抑え、9回まで中日に1得点しか許さなかった。
一方の中日も、吉見が8回1失点と好投。しかし、9回に登板した2番手・大野が自らのミスでピンチを作り、試合を決める失点に結びつけてしまった。
9回、ヤクルトはバレンティン・中村・西浦の3人が四球を選び、二死満塁のチャンスを作る。すると、途中出場の荒木に満塁本塁打が飛び出し、試合を決めた。
中日はヤクルトを上回る10安打を放ち、試合後半には何度も得点圏に走者を進めたが、好機で一打が出ず好投の吉見を援護することが出来なかった。
〇阪神4-2DeNA●(横浜スタジアム)
阪神が初回に2点のリードを許しながらも、逆転勝利を収めた。
先制点を奪ったのはDeNAだった。DeNAは阪神先発・藤浪から桑原の四球、梶谷の内野安打と大和の悪送球が絡み、無死2・3塁のチャンスを作ると、ロペスが2点適時打を奪い2点を先制した。
リードを奪われた阪神だったが、直後の2回にDeNA先発・今永から先頭の原口が二塁打を放ち出塁すると、鳥谷に適時二塁打が飛び出し1点を返す。続く北條の打席で暴投があり、鳥谷は3塁に進塁すると、北條がしっかり犠飛を放ち試合を振り出しに戻した。
その後は両軍投手陣が粘り、互角の戦いを繰り広げていたが、試合は9回に動いた。
2-2の同点で迎えた9回、DeNAは守護神・パットンをマウンドに送るも、阪神打線がこれを攻略した。先頭の大和が安打、続く糸井が四球で出塁しチャンスを作ると、福留が値千金の適時打を放ち1点を勝ち越した。その後も代打・糸原が満塁のチャンスで適時打を放ち、この回2点のリードを奪った。
その後、9回裏は守護神・ドリスが3人で締め、阪神が白星を掴んだ。
DeNAはパットンが誤算だったが、打線が散発5安打で3回以降は得点圏に走者すら出せず連敗となった。
〇広島8-1巨人●(マツダスタジアム)
広島が終盤に大量得点を奪い、本拠地で巨人に快勝した。広島先発・九里、巨人先発・田口で始まった試合は、1-1の同点で迎えた6回に動いた。
一死から丸が安打で出塁すると、鈴木がスタンド上段へ2点本塁打を放ち、広島は勝ち越しに成功。7回には松山と丸の適時打で2点、8回にも乾の暴投間、菊池の2点適時二塁打で3点を追加し、大量リードを奪い試合を決めた。
投げては、九里が6回1失点と試合を作り、後続の一岡・ジャクソン・今村も1イニングずつを無失点に抑え、巨人につけ入る隙を与えなかった。
巨人は7回と8回の2イニングで5人の投手を使う細かい継投に出たが、広島打線の勢いを止められず、打線も散発4安打と沈黙し完敗となった。