注目は金子と千賀の再戦。オリのエースは前回のリベンジを果たせるか【パ第14節展望】
16日から第14節に入るパシフィック・リーグ。オリックス・バファローズの金子千尋投手は前回、福岡ソフトバンクホークス千賀滉大投手との投げ合い、8回2失点にまとめるも、援護が1点しかなく敗戦した。今節初戦も同対戦となるが、果たしてリベンジできるのだろうか。
2017/05/16
助っ人の調子が上がりつつあるロッテ
6位 ロッテ ― 3位 西武 ZOZOマリン 2勝3敗1分
10勝目になかなか届かないロッテと同一カード3連勝で勢いを取り戻しつつある埼玉西武ライオンズがどういう試合を展開するか注目したい。
ロッテの初戦先発はチェン・グァンユウが上がる予定だ。相手の1、2番が左打者だけに、彼らの出塁を防いで、打線を分断したい。前回登板では6回を零封する好投だった。続けたいところだろう。2戦目の先発はスタンリッジ、3戦目は佐々木千隼になるだろう。ジェイソン・スタンリッジ、佐々木ともに、前回登板では持ち味を発揮しきれなかった。2軍で再調整中の石川歩の復帰がささやかれ始めている。いまのうちに調子を取り戻したい。
打線は前節、ジミー・パラデスが復帰した。マット・ダフィーとともに調子をあげつつあり、少しは期待が持てるようになってきた。1、2番に誰を配置するかが悩みの種だが、2番・パラデスも悪い手ではない。
西武はローテーションを再編して臨む。これまで、土曜日の試合で投げることが多かった野上亮磨をカード頭に持ってきた。2連敗中なのはやや気がかりだが、今季は期待が持てるピッチングを見せている。低めを丹念についていきたい。2戦目は高橋光成、3戦目は十亀剣か。高橋は前回登板で初勝利。十亀も、そろそろ本領を発揮したい。
打線は1番の秋山翔吾だけではなく、2番の源田壮亮にも確実性が出てきた。主軸の状態が常に高い位置にあるだけに、頼もしい存在となるだろう。下位打線では炭谷銀仁朗、木村文紀も打撃に粘りが出てきている。適材適所の起用が光る辻発彦監督の采配に、選手も呼応し勝負強い。平日衆の戦績が悪い分、3、4位を上下している。今節から流れを変えたい。