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楽天、接戦を制し貯金を「15」に。適時打の嶋「追加点を取って楽にしてあげたかった」

2017/05/17

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 東北楽天ゴールデンイーグルスは、16日に秋田・こまちスタジアムで行われた北海道日本ハムファイターズ戦に6-4で勝利を収め、戦績を24勝9敗とし、今季の貯金を「15」に伸ばした。
 
 この試合の先発は左腕の辛島航。辛島は初回こそ先制点を許したが、2回から5回までは12者連続アウトを奪った。6回途中に岡の適時二塁打で2点目を失い、二死2塁で中田を迎えるところで降板となったが、先発投手の役割を果たした。そして、その後は救援陣が日本ハムの追撃をかわしきり、辛島は今季4勝目を手にした。
 
 辛島は5回2/3を被安打2、6奪三振、2四球で2失点という内容だった。降板後、辛島は以下のように語った。
 
「今日は立ち上がりから良くはありませんでした。それでもなんとか2回以降は粘って来れたと思います。でも、6回は投げ切らないといけないですね」
 
 先発・辛島のほぼ安打を許さない好投も光ったが、試合前半には頼もしい野手陣が若手左腕を援護した。決勝点は7回にレアードの悪送球の間に奪った得点だったが、序盤にウィーラーの本塁打や嶋の適時打が飛び出たことで、6回途中降板の辛島に白星がついた。
 
 3回に逆転3ランを放ったウィーラーは、笑顔で本塁打について話した。
 
「打ったのはストレートだね。辛島が頑張って投げているし、秋田のファンの皆様の前で打つことができて嬉しいよ。まだまだ試合はこれから、勝利で終わるように追加点を狙っていくよ」
 
 4回に適時打を放った嶋は、以下のように話した。
 
「辛島が頑張って投げているから、追加点を取って楽にしてあげたかったです。チャンスでしっかり打つことができて良かったです。昨年は秋田で負けているので、今年はなんとしても勝って、秋田のファンの皆さんに勝利を届けたいですね」
 
 打点を記録した2人の想いが届き、2011年以来と6年ぶりに秋田で白星を掴んだ楽天。17日は盛岡での主催試合となるが、連勝で地元ファンを喜ばせることは出来るだろうか。