【28日のセ試合結果】C西川決勝打で5連勝、ヤクルト連敗ストップ、DeNA2カード連続勝ち越し
2017/05/28
〇広島3-2巨人●(東京ドーム)
広島が延長戦を制し、5連勝を飾り巨人戦の戦績を10勝1敗とした。
巨人・田口、広島・中村祐のプロ4年目対決は、両先発だけでなく救援陣も粘りの投球を見せ、投手戦の様相を呈した。
田口は7回にエルドレッドの2点本塁打で2点を失い7回2失点、中村祐は3回に立岡の適時二塁打、5回に田口の適時打でそれぞれ1点を失い、5回2失点。試合は両軍救援陣の好投もあり、2-2と互角のまま延長戦に突入。そして、延長10回に試合が動いた。
延長10回表、広島は巨人3番手・カミネロを攻略し勝ち越し点を奪った。先頭の會澤が安打で出塁すると、代打・石原が手堅く犠打で送りチャンスを作る。そして、二死2塁で代打・西川が値千金の勝ち越し適時打を放ち、1点のリードを奪った。
10回裏には、6番手に一岡が登板。一岡は古巣の上位打線を三者凡退に抑え、試合を締めた。5番手・今村が今季初勝利、6番手・一岡は今季初セーブを記録した。
敗れた巨人は投手陣が粘りを見せたが、打線が援護できず4連敗で借金1という状態で交流戦に臨むことになった。
〇ヤクルト7-1中日●(ナゴヤドーム)
ヤクルトが投打で中日を圧倒し、連敗を5で止めた。
2回、ヤクルトは先頭のバレンティンの安打で走者を出すと、続く鵜久森の打球を遊撃・京田が後逸し、相手のミスが重なり無死1・3塁のチャンスを作る。そして、続く中村が適時打を放ち1点を先制。谷内も安打で続き満塁のチャンスを作ると、大引・雄平・バレンティンに適時打が飛び出しこの回一挙6得点。中日先発・バルデスをKOした。
4回にはバレンティンに適時打が飛び出し1点を追加。リードを7点に広げた。
投げては、ドラ2ルーキーの先発・星が7回1失点と好投。その後はルーキ・ギルメットと繋ぎリードを守り抜いて連敗を止め、星はプロ2勝目を手にした。
また、この試合では3回から5回の3イニングでヤクルトドラ2・星と中日ドラ1・柳の明治大学出身ルーキー対決が実現。柳は3回を50球で3安打、4奪三振、無四球、1失点と上々のリリーフとなった。
〇DeNA6-2阪神●(甲子園)
DeNAが3回に奪ったリードを守り切り、2カード連続の勝ち越しを飾った。
先制点を奪ったのは阪神だった。2回、今永は一死からキャンベルに四球を与えると、続く大和に適時二塁打を許し先制を許してしまう。
しかし、直後に味方打線が反撃。一死から倉本・桑原が連続四球を選びチャンスを作ると、二死からロペス・宮崎に適時二塁打、戸柱に今季第2号となる3点本塁打が飛び出しこの回一挙6得点。阪神のドラ2ルーキー・小野をKOした。
投げては、先発・今永が5回1失点と試合を作り、その後は加賀・パットン・三上・山崎康と繋ぎ、リードを守り切った。
阪神は序盤の失点が痛く、打線も好機で一打が出ず3カード連続の負け越しとなった。