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オリックス、9回二死の土壇場で追いつき延長戦で勝ち越す!代打本塁打のロメロ「完璧だった」

2017/06/03

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 2日、オリックス・バファローズは敵地・東京ドームで読売ジャイアンツと対戦し、6-5で勝利を収めた。見事な逆転勝利を見せたオリックスは連勝を5に伸ばし、交流戦同率1位の楽天が敗れたため、無傷の4勝0敗で交流戦単独首位に立った。
 
 巨人・マイコラス、オリックス・西の先発で試合はスタート。オリックスは4回に若月の犠飛で1点を先制し、試合を優位に進めていたが、7回に西が突如乱れる。
 
 7回裏、西は先頭のマギーに四球を与えると、続く村田に本塁打を浴び逆転を許してしまう。そして、その後も連打でピンチを作ってしまい、西は降板となった。2番手・大山は1四球を与えピンチを広げて降板すると、3番手・ヘルメンが坂本に2点適時打を許し、リードを3点に広げられてしまった。
 
 6回まで被安打1の快投を続けていたが、7回に巨人打線に捕まってしまった先発・西は降板後に以下のようにコメントを残した。
 
「序盤はストライクゾーンを広く使い、リズムよく投げることができたと思います。7回の一発は、なんとか防ぎたかったです」
 
 そして、8回は両軍無得点で試合は9回に突入。巨人は新守護神・マシソンを投入してきたが、土壇場でオリックス打線が目覚め、マシソンを攻略した。
 
 9回二死で3点ビハインドと追い詰められていたオリックスだったが、代打・ロメロがソロ本塁打を放ち1点を返すと、続く西野が安打で出塁。すると、安達・小谷野が連続で適時二塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。
 
 反撃の火蓋を切る代打本塁打を放ったステファン・ロメロ選手は「打ったのはストレート。とにかく芯で捉えることだけ考えていた。完璧だったよ!」と話した。
 
 そして、起死回生の同点適時二塁打を放ったベテラン・小谷野は「みんなが繋いでくれましたし、なんとか自分もという気持ちでした。とにかく追いつくことができてよかったです!」と嬉しそうに語った。
 
その後、オリックスは延長11回表に安達の本塁打、武田の適時打で2点を勝ち越すと、11回裏を近藤がなんとか締め試合終了。延長10回に好投を見せたルーキー・黒木がプロ2勝目、近藤はプロ初セーブを記録した。
 
 主砲・ロメロの復帰と共に4月の勢いを取り戻してきたオリックス。2010年以来の交流戦首位に向け、今後も勢いに乗って白星を積み重ねたいところだ。