広島は日ハムにリベンジなるか? 西武対巨人は“1.80秒”を巡る攻防に注目【交流戦第3節展望】
交流戦は第3節を迎える。前回は対決を予想した巨人・田口麗斗VSオリックス・山岡泰輔は、巨人が田口の登板を早めたために実現しなかった。ネットの反応を見ると、少し残念に思った人も多いようだ。交流戦だからこその組み合わせは、やはり人々を魅了する。今節はどんな対決が見られるか。
2017/06/06
阪神・糸井は古巣と初対決
オリックスVS阪神の“関西ダービー”は今季こそ白熱しそうだ。
交流戦唯一、全勝のオリックスは一時期の低迷から立て直しつつある。打線が効果的な得点を挙げ、投手陣も奮闘している。一方の阪神も4勝2敗と好調をキープ。前節の第3戦では9回の土壇場で追いつき、サヨナラ劇を演じた。
オリックスの初戦先発はエースの金子千尋だ。これに対するのが、いま売り出し中の秋山拓巳。秋山にとっては、エースとの対決を制することができれば、一層の自信となるはずだ。菅野に続いて金子に投げ勝てば、立派なエース級の投手といえるだろう。
また、阪神にFA加入した糸井嘉男が移籍後、初めて古巣・オリックスと対戦する。今季好調の桑原謙太朗など元オリックスの選手たちの活躍も注目したい。
ロッテVS中日は、両リーグ下位同士の対決。ともに今季のオールスター開催権を持っているが、このままではチームにとっても良いことはない。反撃の兆しを見せ、多くの選手をオールスターに輩出したい。
中日の初戦先発・又吉克樹、ロッテの4番・角中勝也はともに独立リーグ出身だ。
所属した時期は異なるが、独立リーガーがチームの中心として対決するのは非常に興味深い。反骨の男たちに要注目だ。
ソフトバンクVSヤクルトは、2015年の日本シリーズの再戦だ。
2015年、ともにトリプルスリーを達成した柳田悠岐、山田哲人の両雄が激突する。
柳田は昨季、ケガなどの影響で本来の力を発揮できなかった。一方の山田は2年連続のトリプルスリーを達成したが、今季はいつもほどの調子ではない。とはいえ、両者とも、ここ数試合は調子を上げている。
ヒットに、本塁打に、盗塁に、見どころの多い3連戦となりそうだ。