【6日のセ・パ交流戦結果その2】SB柳田サヨナラ打、阪神11得点で快勝、西武逆転勝利
2017/06/06
〇ソフトバンク2×-1ヤクルト●(ヤフオクドーム)
ソフトバンクがサヨナラ勝ちで接戦を制した。ソフトバンク先発・東浜、ヤクルト先発・ブキャナンで始まった試合は、投手戦の様相を呈した。
ヤクルトは3回に坂口のソロ本塁打で1点、ソフトバンクはこの日1軍に昇格したジェンセンの来日初本塁打で1点と、両軍一歩も譲らない接戦となっていた。
東浜は8回1失点、ブキャナンは6回1失点でマウンドを降り、その後も救援陣が好投を続け試合は延長戦に突入。そして、10回に試合が動いた。
延長10回裏、無死から代打・明石が四球で出塁すると、柳田の放ったボテボテの内野ゴロがファールラインを超えず内野安打になり、その間に明石が本塁に生還。ソフトバンクにサヨナラの1点が入り、試合終了となった。
ヤクルトは好投を見せた投手陣を打線が援護できず、引き分けを挟んで6連敗となった。
〇西武8-5巨人●(メットライフドーム)
西武が終盤に逆転に成功し、引き分けを挟んで4連勝を飾った。
西武先発・野上、巨人先発・菅野で試合はスタート。序盤は巨人ペースで試合が進んでいた。
3回、巨人はFA加入の陽岱鋼に適時打が飛び出し2点を先制。続く4回には阿部の適時打で1点を加えた。そして、6回にはクルーズの犠飛、小林の適時打で2点を奪い、西武・野上から5点を奪っていた。
しかし、西武打線もエース・菅野を攻めた。4回に栗山・メヒアの適時打で2点を返すと、6回には栗山のソロ本塁打、炭谷の適時打、金子の一ゴロ間に3点を奪い、5-5の同点に追いついた。
そして、7回に西武は巨人2番手・桜井から3四球を選び絶好機を作ると、メヒアの押し出し四球、外崎の犠飛で2点を勝ち越す。8回には浅村にソロ本塁打が飛び出し、リードを3点に広げた。
そして、7回から投入されていた西武の勝ち継投の牧田・シュリッター・増田は全員走者を出すも無失点に抑える粘投。巨人に追加点を許さず、試合を締めた。
敗れた巨人は先発・菅野が試合を作れず、中継ぎ陣は四球で自滅する形となった。また、打線も相手を上回る13安打を放ったが、好機で一打が出ず追い上げが見せられなかった。巨人はこの敗戦で、1975年に記録された球団ワーストタイに並ぶ11連敗となってしまった。
〇阪神11-4オリックス●(京セラドーム大阪)
阪神が打線爆発で3連勝を飾った。
初回、阪神先発・秋山は二死1・2塁のピンチを招くと、小谷野・中島に連続適時打を浴び2点の先制を許してしまう。
しかし、3回に打線が反撃を見せた。3回、阪神は二死2塁のチャンスを作ると、上本・高山・原口が適時打を放つと、続く鳥谷が3点本塁打を放ちこの回一挙6得点。その後の5回には糸井・高山・原口に適時打が飛び出し5点を追加。四球と安打を絡めた効率の良い攻撃で計11得点を奪い、オリックス先発・金子千尋、2番手・大山をKOした。
投げては、秋山が12安打を浴びながらも8回120球2失点の粘投。9回には昇格したばかりの松田が登板し2失点を喫したが、なんとか3アウトを奪い試合終了。秋山は今季5勝目を手にした。
敗れたオリックスは先発・金子千尋が6回途中9失点と炎上し、打線も15安打で4得点と拙攻が目立ち、連勝は7で止まった。