【11日の交流戦結果その1】西武・ウルフ7回76球無失点、中日・バルデス2勝目、楽天・松井裕最速20S
2017/06/11
〇西武1-0DeNA●(メットライフドーム)
西武が息の詰まる投手戦を制し、連勝を飾った。
西武先発・ウルフ、DeNA先発・今永で試合はスタート。両先発が好投を見せたが、4回にこの試合唯一の得点が入った。
4回、西武は先頭の金子が二塁打で出塁、続く源田が犠打で送りチャンスを作ると、エリアンの野選で1点を奪った。
先発・ウルフは7回を76球で2安打、6奪三振、無四球無失点と今日も省エネ投球で相手打線を封じ込める快投。その後の8回はシュリッターが3安打を浴びながらも無失点、9回も増田が無失点に抑え試合終了。ウルフは今季6勝目を手にした。
DeNAは今永が8回1失点の熱投を見せたが、打線が振るわず連敗となった。
〇中日4-0オリックス●(京セラドーム大阪)
中日が完封リレーでオリックスを降し、連敗を3で止めた。
中日先発・バルデス、オリックス先発・山岡で始まった試合は、中日が試合を優位に進めた。
5回、中日は無死からゲレーロの二塁打でチャンスを作ると、平田の二塁打で1点を先制。そして、8回には二死満塁のチャンスで藤井・平田が適時打を放ちリードを4点に広げた。
投げては、1軍復帰となったバルデスが7回無失点の好投。その後は岩瀬・田島と繋ぎ完封リレーでオリックス打線につけ入る隙を与えなかった。バルデスは4月23日以来となる2勝目を手にした。
敗れたオリックスは、先発・山岡が7回1失点の好投を見せたが、2番手・近藤が3失点とリードを広げられてしまった。そして、打線も散発3安打と沈黙し完敗となった。
〇楽天4-3広島●(Koboパーク宮城)
楽天が接戦を制し連勝を飾った。
楽天先発・岸は7回2失点、広島先発・中村祐は6回途中2失点と互角の戦いを繰り広げていたが、試合は7回以降に動いた。7回、楽天は3番手・中崎から一死満塁のチャンスを作ると、岡島が犠飛を放ち1点を勝ち越したが、その直後の8回表に楽天2番手・ハーマンが四球と犠打でピンチを作ると、丸に適時打を浴びてしまい、試合を振り出しに戻してしまった。
しかし、同点に追いつかれた直後に楽天打線が奮起。4番手・ジャクソンから銀次の内野安打、アマダーの四球でチャンスを作ると、藤田が適時打を放ち再び1点を勝ち越した。
そして、9回は守護神・松井裕が先頭の新井に四球を与えるも、バティスタを空振り三振、代打・小窪を遊ゴロ併殺打に打ち取り、試合を締めた。
敗れた広島は先発・中村祐が6回途中2失点と好投を見せたが、中崎・ジャクソンが1失点ずつと誤算で、カード負け越しとなった。