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広島の誇る”タナキクマル”が攻守で躍動し首位攻防戦を先勝!ジョンソンが7回1失点で2勝目

2017/06/23

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〇広島13-3阪神●(マツダスタジアム)
 
 広島打線が猛打で阪神を圧倒し、首位攻防戦を制した。
 
 この日の先発は広島・ジョンソン、阪神・メッセンジャーの助っ人対決だったが、序盤から両投手の明暗が分かれた。
 
 初回、広島は田中が初球を二塁打にすると、続く菊池が三塁側へセーフティバントを決め無死1・3塁とチャンスを作る。そして、丸が中堅にエンタイトル2ベースを放ち1点を先制。その後の無死2・3塁のチャンスでは、後続の鈴木・松山が連続で犠飛を放ち、この回3点を奪った。広島の誇る”タナキクマル”が初回から機能した。
 
 3回には無死から再び田中・菊池が連打で出塁すると、丸の中飛で田中が好走塁を見せタッチアップに成功し一死1・3塁。そして、若き主砲・鈴木が今度は右前打、松山は2打席連続の犠飛を放ち2点を追加。
 
 そして、5回には丸の2ラン、エルドレッドの2ラン、菊池の満塁弾で一挙8得点のビッグイニングを作り、計13点を奪い試合の主導権を握った。
 
 攻守に大活躍の田中・菊池・丸の上位打線は、3人で9安打・7打点を叩き出した。
 
 先発・ジョンソンは、2回から6回までは毎回走者を背負ったが、バックに盛り立てながら粘りの投球を見せ7回1失点と好投。特に、2回の無死1・2塁の場面で鳥谷を菊池・田中の好連携で二ゴロ併殺に打ち取ったところが、今日の投球の真価が見えた場面だった。
 
 その後、8回には2番手のドラ1ルーキー・加藤が登板も、1死も取れず満塁のピンチを作って降板。しかし、3番手・九里が安打を許さず無死満塁を2失点で切り抜け、9回も続投で無事0点に抑え試合終了。ジョンソンは今季2勝目を手にした。
 
 敗れた阪神は、先発・メッセンジャーが広島の誇る上位打線の勢いを止められず4回5失点で降板。つい先日入籍を発表した2番手・柳瀬も1イニング3被弾で8失点と大炎上で試合の流れを渡してしまった。打線も糸井が9試合ぶりに先発復帰したが、11安打で3得点と拙攻が目立ち、完敗となった。