大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



前半戦最後の3連戦! 日本ハム・大谷の先発復帰が濃厚【パ展望第23節その1】

プロ野球は第23節に入る。7月14、15日にオールスターゲームを控え、前半戦を締めくくる3連戦となる。

2017/07/10

text By



二刀流・大谷が先発登板へ

4位 オリックス ― 5位 日本ハム 京セラD 6勝5敗
 
 連敗を止めたオリックスと日本ハムの対決。CS圏内を目指すには、両チームこの3連戦は勝ち越しておきたい。
 
 オリックスの初戦先発は山﨑福也と発表されている。5月26日のロッテ戦は、3回もたず4失点で降板。試合中に帰阪を命じられる屈辱を味わった。ファームのここ3試合で好投を続け這い上がって来た。もらったチャンスを生かしたいところだ。
 
 2戦目は西勇輝、3戦目はエースの金子千尋だろう。西は144球を投げた後の登板となる。金子は、前回登板のソフトバンク戦で5回4失点して打ち込まれた後だけに、しっかり状態を取り戻したい。
 
 打線は9日の試合で2桁安打をマークするなど、調子はいい方だ。マレーロとロメロの両外国人に存在感がある。和製大砲と期待の高い吉田正尚は9日に復帰し、即適時打を放った。小谷野栄一、T-岡田も控える。小島脩平、大城滉二らで、しっかりとチャンスメークをしていきたい。
 
 連敗を5で止めた日本ハムだが、まだ本調子とは言えない。初戦先発は浦野博司がマウンドに上がる。今季は6戦に先発登板して3勝を挙げるなど復活の兆しを見せたが、やや勢いは止まった。先発ローテーションが確定していないチーム事情があるだけに、結果を残してアピールしたい。
 
 2、3戦目のどちらかで大谷翔平が先発するかもしれない。長いイニングは投げないことが予想されるが、どんなピッチングをみせるか。顔みせで終わらないことを望む。
 
 打線は前節に1番・中田翔を試したが、ちょっとちぐはぐな印象だった。チャレンジは評価するが、適材適所とは言い難い。9日の試合では西川遥輝を1番起用。彼の活躍でチームは勝利した。今のチームはほぼ西川で回っているといっていい。彼にチームの旗頭役を務めてもらって、盛り上げていきたい。それができるだけの人材だ。

1 2