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過酷日程の首位・楽天、若手・古川を抜擢。3連勝SB打線VSロッテ・エース涌井【パ展望第24節】

プロ野球はオールスターを終え、後半戦に突入した。3連勝、3連敗とさまざまな再スタートを切った各球団。首位・東北楽天ゴールデンイーグルスは20日の試合で、サヨナラ負けを喫した。7週連続6連戦の日程で投手起用にも注目が集まるが、今節は6月以来となる古川侑利が登板し、初勝利を狙う。

2017/07/21

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楽天・古川が6月2日以来の先発。抜擢をモノにできるか

1位 楽天 ― 4位 オリックス Koboパーク宮城 8勝1敗
 
 首位・東北楽天ゴールデンイーグルスは、前節2勝1敗と勝ち越して後半戦を上手く滑り出した。一方のオリックス・バファローズは苦手ロッテに連敗と嫌な空気が漂う。
 
 楽天の初戦先発は古川侑利が務める。実に6月2日以来の先発復帰となる。6連戦が7週続く日程となり、古川に出番が回ってきた。若い投手陣が狙う5、6番目の枠だけに、抜擢をモノにできるか。
 
 2、3戦目は美馬学、則本昂大のオールスター組だろう。悪くても2勝1敗としたい。
 
 打線は前節、日本ハムの投手陣をしっかりと打ち崩した。自信をもってオリックス投手陣に立ち向かいたい。島内宏明が1番に定着し、2番ペゲーロが存在感を示す。ウィーラー、銀次も好調とあって、序盤から畳みかけられている。常にケガに悩まされる嶋の後ろに細川亨がいるのも大きい。
 
 オリックスは初戦先発を金子千尋に任せる。連敗中だけにエースに掛かる期待は大きい。楽天戦は今季1勝2敗と負け越しているが、Koboパークはやや得意としている。
 
 2戦目は山岡泰輔、3戦目は西勇輝か。山岡は身体が7月に合っていて、今は好調だ。西は復調を期したい。
 
 打線はこの2試合、止まったのがやや心配だ。どうチャンスメークをするかがカギだろう。吉田正尚が3番に入るようになったクリーアップ以降には厚みがあるため、1、2番の起用に少しテコ入れが必要なのかもしれない。

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