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日ハム対ロッテの“裏天王山”。初戦は有原、スタンリッジが先発【7月25、26日パ展望】

シーズン前は、釧路・帯広での北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズ2連戦が裏天王山になるとは誰も想像していなかっただろう。楽しみにしていたファンの期待に応えるためにも、いまの成績を度外視した試合展開を見せなければならない。

2017/07/25

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2.5ゲーム差の最下位争い

5位 日本ハム ― 6位 ロッテ 釧路、帯広 9勝3敗
 
 日本ハムは初戦の先発に有原航平を送る。6月の復帰後は好投を続けていたが、この2戦は連敗。長いイニングを投げることはできているから、勝敗の結果は紙一重だろう。内容と結果が合致するようなピッチングを見せたい。前節の西武戦では、若い2人が先発のチャンスをもらったが、結果を残せなかった。有原には来季のエースとして名乗りを上げてもらいたい。
 
 打線は先頭の西川遥輝が絶好調だ。チームの成績が芳しくなくても、これだけパフォーマンスを高められているところに成長を感じる。持っている能力がずば抜けているだけに、さらに西川がどれだけ進化を遂げるかに注目だ。売り出し中の松本剛、この2試合は無安打だった岡大海にも奮起を期待したい。
 
 ロッテは初戦の先発にスタンリッジが上がる。地方球場ではやや分が良く期待できるといっていい。2戦目は唐川侑己か。前回は危険球退場で惜しいことをした。投げているボールは悪くない。最下位決戦で意地を見せてほしい。
 
 打線は前節、サントスが本塁打を放ち、ソフトバンクから1勝を挙げた。4番・井口資仁の2打点など、チーム全体で少ないチャンスを生かそうという姿勢は評価できる。チームとして、誰に1番を任せて2年後3年後のチーム作りをしていくか。ビジョンをしっかりと描きたい。
 
 日本ハムとは2.5ゲーム差と最下位脱出が見えてきているが、目先にこだわり過ぎずにいきたい。