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ロッテ、“お得意様”ローテで3カードぶりの勝ち越し狙う。西武・野上はリベンジなるか【7月28~30日パ展望】

後半戦に入るもいまいち調子が上がらない千葉ロッテマリーンズは、本拠地ZOZOマリンスタジアムに埼玉西武ライオンズを迎える。ロッテは3カードぶりに勝ち越すことができるのだろうか。

2017/07/28

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ロッテ ― 西武 ZOZOマリン 3勝9敗1分
 上位進出を狙う西武が今季初の7連勝をかけて、敵地・千葉での3連戦に挑む。ロッテが西武戦を得意としている先発陣を送り込んでくるだけに、どう乗り越えるかがポイントになる。
 
 西武打線は好調をキープしている。1番の秋山翔吾が首位打者を走り、4番の中村剛也は3試合連続本塁打とチームの骨格がしっかりしているのが大きい。エルネスト・メヒアの不調を、山川穂高がカバー、下位打線の外崎修汰、金子侑司の状態もいい。厚みのある攻撃力でロッテ投手陣を粉砕したい。
 
 投手陣はカード頭に返り咲いた野上亮磨を皮切りに、多和田真三郎、ブライアン・ウルフという順番になりそうだ。野上は4月15日の登板で、元同僚の涌井秀章と投げ合い1失点で負け投手になった。いろんな思いを込めてマウンドにあがりたい。
 
 後半戦に入っても勢いが出ない最下位のロッテは現状をどう打開していくのか。将来のビジョンをしめしたいところだ。
 
 初戦先発はエースの涌井が上がる。今季、古巣との対戦は2度あり、防御率が0点台としっかり抑えられている。2戦目予定の二木康太は、今季序盤の西武戦は圧倒したものの、前回登板では2回7失点と大炎上。シーズンを通してのクオリティピッチを見せたい。
 
 打線はこれまで出遅れてきた3年目の中村奨吾に期待したい。1、2番を固定できない、苦しいチーム事情なだけに、将来性を考えて抜擢したい。クリーンアップを打つ鈴木大地は好調だが、外国人のジミー・パラデス、ウィリー・モー・ペーニャの一発頼みではなく、打線のつながりを高めていきたいところだ。