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中日・岩瀬が歴代最多タイの949登板達成。球界最年長の18年目・42歳で節目の大記録

2017/08/05

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 中日ドラゴンズの岩瀬仁紀投手は、4日に敵地・東京ドームで行われた読売ジャイアンツ戦の9回裏に6番手として救援登板。
 
 守護神・田島が救援失敗し、一打サヨナラのピンチでの登板となったが、村田をしっかりと右飛に抑えて大ピンチを凌いだ。
 
 その後、延長10回表にチームが勝ち越し、10回裏を祖父江が締めたことで岩瀬は今季3勝目を手にした。そして、岩瀬はこの試合でNPB1位タイとなる通算949登板に到達した。また、次回登板でNPB史上最多の通算950登板となり、新記録達成はほぼ確実となっている。
 
 現在949登板でトップタイの米田哲也氏は、投手分業制が確立していなかった昭和時代のスーパーエース。「ガソリンタンク」の異名を持ち、949登板で5130回を投げ切る脅威の体力を見せた。現在は分業制が確立したことで、リリーフ投手の登板数が多くなっているが、その中でも岩瀬は2位のソフトバンク・五十嵐に202試合差をつけるなど、1人群を抜いた成績を残している。
 
 これまで、長年中日ブルペン陣を支えて数々の不滅の金字塔を打ち立ててきた岩瀬。今季は復活を遂げ、好成績でセットアッパーとしてチームを牽引している。球界最年長・最多登板数の金字塔を打ち立てた左腕の今後にも、是非注目したいところだ。
 
 以下、歴代の通算登板数と現役選手の通算登板数のランキングとなる。
 
歴代トップ5
 
1位 米田哲也 949登板 5130.0回 350勝285敗
1位 岩瀬仁紀 949登板  947.0回 57勝49敗403セーブ
3位 金田正一 944登板 5526.2回 400勝298敗
4位 梶本隆夫 867登板 4208.0回 254勝255敗
5位 小山正明 856登板 4899.0回 320勝232敗
 
現役トップ5
1位 岩瀬仁紀  949登板 947.0回 57勝49敗71ホールド403セーブ
2位 五十嵐亮太 747登板 796.2回 60勝37敗156ホールド70セーブ
3位 山口鉄也  637登板 636.1回 52勝27敗273ホールド29セーブ
4位 藤川球児  635登板 785.2回 48勝31敗112ホールド223セーブ
5位 宮西尚生  557登板 465.0回 26勝24敗250ホールド3セーブ