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DeNAの2年目左腕・今永がチーム12年ぶりとなる2桁勝利を達成。横浜の過去12年間の左腕最多勝は?

2017/08/18

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 横浜DeNAベイスターズの今永昇太投手(23)は、17日に本拠地・横浜スタジアムで行われた中日ドラゴンズ戦に先発登板し、7回無失点の好投で自身初となる10勝(5敗)をマークした。
 
 左腕投手の2桁勝利は、前身の横浜ベイスターズ時代を含めると土肥義弘氏(現・西武1軍投手コーチ)以来となる12年ぶり。親会社がDeNAに代わってからは史上初の快挙となった。
 
 DeNAでは長年左腕投手が不足しており、チームの長期低迷の一因となっていた。しかし、近年は今永をはじめ、田中健二郎・石田健大・砂田毅樹・濱口遥大などが台頭。中継ぎでは大原慎司・林昌範が長年ブルペンを支えてきたが、今季登板はゼロ。DeNAの左腕たちはまさに”変革期”を迎えており、現在も新しい世代の左腕たちがマウンドで躍動している。
 
 以下は、過去12年間に横浜・DeNAに所属していた左腕の最多勝投手一覧だ。左腕の先発投手が全く勝てないシーズンもあるなど、当時の投手事情の苦しさが窺える。
 
<横浜ベイスターズ時代>
2005年 土肥義弘 26試合 164.2回 10勝11敗 防御率3.83
2006年 土肥義弘 14試合 80.2回 3勝7敗 防御率6.02
    那須野巧 16試合 95.1回 3勝8敗 防御率4.06
2007年 土肥義弘 18試合 92.2回 7勝8敗 防御率4.47 
    工藤公康 19試合 103.2回 7勝6敗 防御率3.91
2008年 那須野巧 22試合 80.2回 5勝12敗 防御率6.47
2009年 ウォーランド 21試合 110.2回 5勝10敗 防御率4.80
    ランドルフ 8試合 55回 5勝2敗 防御率1.96
2010年 ランドルフ 16試合 91回 2勝9敗 防御率4.25
    篠原貴行 20試合 10回 2勝0敗 防御率11.70
2011年 大原慎司 71試合 44.1回 4勝1敗 防御率3.05
 
<横浜DeNAベイスターズ時代>
2012年 藤井秀悟 16試合 84回 7勝7敗 防御率3.75
2013年 藤井秀悟 21試合 117回 6勝5敗 防御率3.54
2014年 大原慎司 44試合 32.1回 3勝1敗 防御率4.45
2015年 砂田毅樹 14試合 76回 3勝5敗 防御率3.20
2016年 石田健大 25試合 153回 9勝4敗 防御率3.12
2017年 今永昇太 18試合 118.2回 10勝5敗 防御率2.50
 
 球団史に名を残す大活躍を見せている今永。今後の先発マウンドでも白星を積み重ね、チームにとって1993年の野村弘樹氏以来24年ぶりとなる最多勝のタイトルも狙いたいところだ。