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日本ハム・中田が国内FA権取得。今季絶不調もオフの動向に注目集まる

2017/08/18

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 北海道日本ハムファイターズの中田翔内野手(28)は、17日に出場選手登録日数が8年に達し、国内FA権の取得要件を満たした。
 
 ヤクルト・由規、ロッテ・唐川侑己と共に「高校BIG3」と称され、2007年のドラフト1位で大阪桐蔭高校から日本ハムに入団した中田。ルーキーイヤーの2008年は1軍出場がなかったが、2009年5月にプロ初出場&初スタメンを果たすと、同日にプロ初安打も記録。初本塁打は2010年にロッテ・大嶺祐太から放った。
 
 中田は4年目の2011年からレギュラーとして起用されるようになり、2012年には大不振に陥りながらも栗山英樹監督が辛抱強く全試合4番で起用。2013年にはキャリア唯一の打率3割超えを果たし、28本塁打、73打点という成績を残した。2014年・2016年には打点王のタイトルも獲得している。
 
 しかし、今季は開幕から絶不調。ここまで93試合に出場し打率.211(346-73)、14本塁打、53打点、出塁率.299、OPS.686とレギュラー定着以来最低の成績となっている。得点圏打率も.200となっており、主軸としては物足りない成績に終わっている。
 
 権利取得の要件を満たした17日のロッテ戦でも、チームは8-7で延長サヨナラ勝ちを飾ったが、中田自身は5打数無安打と4番の役割を果たすことはできなかった。
 
 2013年には糸井嘉男を大型トレード、昨オフには陽岱鋼をFAで、ブルペン陣の功労者である谷元圭介を金銭トレードで放出するなど、選手の扱いが非常にシビアな日本ハム。ファンからの人気も高い中田だが、今季の不振や高額年棒の問題によって、球団が積極的に放出に動く可能性も高いだろう。
 
 今オフ、日本ハム球団、そして中田はどのような選択をすることになるだろうか。