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楽天VS西武、激化する2位争い。CS勝ち抜きへ、見極めるべき戦い方【9月13・14日パ展望】

東北楽天ゴールデンイーグルスと埼玉西武ライオンズのし烈な2位争いだ。2週間前は同じ舞台で西武が2位を奪取。楽天はここでリベンジしたいところだろう。西武はその差を広げておきたい。

2017/09/13

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3位 楽天 ― 2位 西武 Koboパーク宮城 7勝13敗1分

 楽天の初戦先発は藤平尚真、西武は十亀剣と発表されている。
 
 藤平は前回登板の日本ハム戦で6回まで無安打の好投を見せた。大谷翔平から2三振を奪った強気のピッチングは圧巻だった。プロ初勝利からの2連勝で、今度は本拠地での初勝利といきたい。
 
 西武の十亀は2週間前も好投。節目で大人のピッチングを見せている。ここもしっかりゲームメイクしてくれるはずだ。
 
 楽天の2戦目は岸孝之、西武は菊池雄星の“新旧エース”対決が予想されている。ともに東北出身の二人が投げ合う時間は濃密なものになるだろう。
 
 楽天打線は、一時期のどん底から少しずつ光明が差しつつある。島内宏明、銀次の調子が上がって来た。4番のペゲーロもそれほど悪くない。鍵となるのはウィーラー、アマダーの両右打者。オコエ瑠偉が絶好調で、前回菊池から先頭打者本塁打を放っているだけに、彼の起用も重要になるだろう。右投手には左、左投手には右打者と安易に考えずにラインアップを組んでいきたい。
 
 西武打線は厚みが出てきている。1番が多い秋山翔吾が安定している。どういう打順を組むのかは不透明だが、森友哉、浅村栄斗、山川穂高、中村剛也、栗山巧とかえせる選手がそろっている。秋山をどの位置に置いておくかだろう。2番に源田壮亮を置くのか、今季何度も試している森友哉を2番にする攻撃的スタイルか。あるいは1番に金子侑司を置き、2番・秋山、3番・浅村という組み方も面白い。
 
 優勝はほぼ絶望的といえる両チーム。2位争いをしながらも、CSをどう勝ち抜いていくか。今後を見据えて戦い方を見極めていく必要もある。