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ソフトバンクが凱旋、4番・柳田離脱の影響は?本拠地CS諦めぬ楽天、意地見せられるか【9月23~25日パ展望】

福岡ソフトバンクホークスは優勝後、初の本拠地戦で東北楽天ゴールデンイーグルスを迎える。CSでの対決の可能性がある相手だけに浮かれてはいられない。

2017/09/23

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1位 ソフトバンク ― 3位 楽天 ヤフオクドーム 12勝9敗
 ソフトバンクの初戦先発は東浜巨。前回登板の西武戦では、ゲームを作って6回1失点。優勝を決めた大事な試合できっちり仕事を果たした。その後だけに本人も大事に立ち回ってくるはずだ。1勝すれば最多勝がほぼ確定となるだけに、勝ちきりたい。
 
 2戦目は攝津正の復帰が予想されている。2012年の沢村賞投手も、今季は5試合に登板して0勝2敗。防御率は6点台と全くチームに貢献できていない。シーズン終盤に意地を見せられるか。
 
 打線は前節、4番を務めていた柳田悠岐がわき腹を痛めて離脱した。内川聖一、川崎宗則がいない中での柳田離脱の影響は小さくない。チーム内の不安を少しでも軽減するために、控え選手の奮闘が不可欠だ。明石健志、中村晃はチャンスメークできるから、いかにかえすことができるか。デスパイネ、松田宣浩、上林誠知のバットに期待がかかる。
 
 楽天は初戦先発に塩見貴洋を上げる。2戦目は則本昂大だろう。
 
 塩見は9月に入って初の先発となる。前回登板では6回途中2失点でマウンドを降りたものの、それほど内容は悪くなかった。しっかりゲームメークしたい。CSのファイナルステージの先発要員はまだ決まっていない。残りの枠を勝ち取れるか。
 
 則本は前回粘投して逆転勝利につなげた。今回もかなり意気込みを持って臨んでくるはずだ。ソフトバンク戦は5戦に投げて2勝2敗。防御率は2.15と抑えているだけに勝ち越したいところだろう。目下のライバル・西武が苦手なオリックスとの対戦となるだけに、上位を破ってその差を縮めたいところだ。
 
 打線はチャンスメークできるオコエ瑠偉が好調をキープ。19日の日本ハム戦では1試合3本の二塁打を放つなどの活躍を見せた。ウィラー、アマダーの調子も上がってきていて、右打者の活躍は左打者偏重の楽天打線にとって頼もしい存在だ。いまは上昇にむかう境目のチーム状態だ。首位・ソフトバンクを叩いて前半戦のように自信を取り戻したい。