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混迷極めるセ・リーグ首位打者争い。故障離脱中の中日・大島が首位打者の可能性も浮上

2017/09/29

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 セ・リーグの首位打者争いが混迷を極めている。9月29日現在、セ・リーグでは7選手が打率3割超えを果たしているが、数字は拮抗しており、どの選手が首位打者のタイトルを獲得してもおかしくない状況となっている。また、いずれの選手も首位打者のタイトルは初となる。
 
 以下は、今季セ・リーグで打率3割以上を記録している打者となる。(※は故障離脱中)
 
1位 ケーシー・マギー(巨人) 打率.3144
2位 宮崎敏郎(DeNA) 打率.3141
3位 大島洋平(中日) 打率.313 ※
4位 丸佳浩(広島) 打率.311
5位 安部友裕(広島) 打率.310 ※
6位 ホセ・ロペス(DeNA) 打率.303
7位 鈴木誠也(広島) 打率.300 ※
 
 今季の規定打席は443打席となっており、故障離脱中の大島・安部・鈴木の3名も規定到達は果たしている。そのため、レギュラーシーズンの復帰が難しい3名はこの数字が今季の最終打率となることが濃厚だ。
 
 巨人は3試合、DeNAは5試合、広島は2試合を残しており、この中ではロペスと宮崎の打率が大きく変動する可能性が高い。また、今季はDeNAと巨人が熾烈な3位争いを繰り広げており、個人タイトルのために宮崎・ロペス・マギーの主力3名が欠場するといったこともなさそうだ。
 
 一方、マギーと宮崎が調子を落とし、丸とロペスの打率が思うように上がらなければ、今季絶望の大島が首位打者のタイトルを獲得する可能性も出てきている。
 
 パ・リーグでは西武の秋山翔吾が打率.318を残しており、2位で打率.310のソフトバンク・柳田悠岐は故障離脱中でレギュラーシーズン中の復帰は絶望的。また、3位で打率.298の日本ハム・西川遥輝とも2分の差をつけており、初の首位打者のタイトルをほぼ手中に収めている。
 
 シーズン佳境の楽しみの1つでもあるタイトル争い。果たして、初の首位打者の栄冠は誰が掴むことになるだろうか。