西武、2位を確実にできるか。CS開催権かけ、楽天と今季最後の直接対決【10月2・3日パ展望】
パ・リーグ2位を争う埼玉西武ライオンズと東北楽天ゴールデンイーグルスの最後の直接対決だ。クライマックスシリーズ(CS)開催権をかけた負けられない2連戦とあって、互いに総力戦で挑むだろう。西武は連勝すれば2位を確実にする。一方の楽天は、引き分けを挟んで西武戦10連敗中。ここでストップをかけ、CSへの流れを作りたい。
2017/10/02
初戦は十亀VS則本
2位 西武 ― 3位 楽天 メットライフ 15勝7敗1分
西武の先発は、初戦が今季8勝の十亀剣、2戦目がエースの菊池雄星。楽天は、初戦がエースの則本昂大、2戦目は今季11勝の美馬学と予想されている。どちらも好調の投手2人を立てて大勝負に挑む。
十亀は楽天戦4戦3勝、防御率1.46と相性がいい。則本との投げ合いは初めてだが、先に失点しても粘り強いピッチングができるだろう。則本は西武戦3戦2敗で防御率7点台と今季に限っては苦戦しているが、存在感はやはり絶大だ。こういう大勝負のときにこそ力を発揮するはずだ。
2戦目の菊池―美馬は今季初めての投げ合い。初回から緊迫した投手戦になるかもしれない。菊池はこれまで7戦7勝、防御率0.78と楽天をカモにしている。いつか土がつくときが来るが、それがこの終盤戦になることは避けたいはずだ。エースとして大事なゲームでどんなピッチングを見せるか。
今季好調の美馬は各チームのエース級と投げ合ってきての11勝。勝負強さはリーグ屈指といえる。序盤を上手く乗り切りたい。