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元巨人・キャプラーがフィリーズの新監督候補に浮上 引退後は解説者・育成ディレクターなど務める

2017/10/27

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 2005年シーズンに読売ジャイアンツに在籍していたゲーブ・キャプラー氏が、今季は66勝96敗で、首位のワシントン・ナショナルズと31ゲーム差をつけられて地区最下位に沈んだフィラデルフィア・フィリーズの新監督となる可能性が浮上している。
 
 キャプラーは巨人で日本の環境に馴染めず、38試合出場で打率.153(111-17)、3本塁打、6打点という成績に終わったが、メジャーでは12年間で1104試合に出場して打率.268、82本塁打、386打点という成績を残していた。
 
 米国・フィラデルフィアの地元紙「フィラデルフィア・インクワイアラー」では、26日(日本時間27日)付で「解任されたピート・マッカニン元監督の後任候補を傘下3A監督のダスティ・ワサン氏か、元ジャイアンツ助っ人で、現在はロサンゼルス・ドジャースで育成担当ディレクターを務めているゲーブ・キャプラー氏が筆頭候補である」と報じた。
 
 ワサン氏・キャプラー氏は共にファームでの経験が豊富。ワサン氏は長年ファームで指導者経験を積んでおり、フィリーズのファーム事情にも精通している。
 
 一方のキャプラー氏は引退後に米国・FOXスポーツで解説者を務めるなど、引退後も野球に携わる仕事を続けてきた。そして、2015年からは現職の育成担当ディレクターに就任していた。
 
 メジャーではダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督が元ヤクルト助っ人、今季までニューヨーク・メッツの指揮を執ったテリー・コリンズ監督は元オリックス・バファローズ監督、ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は沖縄出身など、メジャーの世界でも日本に縁のある人物が監督を務めている。