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「ファンの方が1番と言ってくれるのが幸せ」日本ハム・大谷、二刀流継続にも前向き

2017/11/11

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 北海道日本ハムファイターズの大谷翔平投手(23)が11日、日本記者クラブで会見し、今季オフに米国・メジャーリーグに挑戦する意思を表明した。
 
 大谷は10日に竹田憲宗社長、栗山英樹監督と面談。かねてから希望していたメジャー挑戦を申し入れ、球団からポスティングシステムを用いたメジャー挑戦を正式に容認されていた。
 
 大谷は「来年以降はアメリカの方でアメリカの方で頑張りたいという報告をさせていただきます」と切り出し「色々な人に支えられて1日1日大切にしながら進んできました。感謝しかないですし、恩返しできたのかわからないですけど、そういう気持ちを持って頑張っていきたい」と話した。
 
 一方、故障に苦しめられた今季については「去年の優勝から今年連覇を目指す中で、迷惑をかけた部分もある。申し訳なかったです。リハビリの過程で得たものはあったが、色んな人に迷惑をかけた。今の段階ではけがをしてよかったと思えることはなかった。そこは本当に申し訳ないなという気持ちが大きかった」と悔しさを見せた。
 
 これからの二刀流については「そういう環境があるのか話を聞いてみないと分からない。ファイターズの時もそうでしたけど、自分の気持ちではどうにもならない。高校を卒業した時はごく少数の人しか思い描いてなかったけど、今は期待してくれている人がいるのでその人たちのためにも頑張りたい」と語った。
 
 「ファイターズにお世話になるって決めてからも、心の片隅にメジャーリーグにいつか行きたいなというのはありました。それを明確に考えられる余裕はなかったですが、昨年の優勝があって、一つ達成感があったのかな。そこを経てやっぱりメジャーに行きたいと思うようになった」と、今回のメジャー挑戦は、高校時代から抱いていた夢を初志貫徹する形となったことを明かした。
 
 今後の目標は「野球やっている以上はプレーしている中で、一番の選手になること。何をもって一番というのかは分かりにくいけど、ファンが一番だと言ってくれることが幸せなことなので、それを目指してやっていきたい」と話した。
 
 そして、メジャーリーグの頂点・ワールドチャンピオンについても「世界一の選手を目指す上で通るべき場所で、野球をやっていく上でも経験してみたいと思います」と新たな野望をのぞかせた。