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阪神獲得の「台湾最強左腕」呂彦青とは? “即戦力”には疑問。恩師が語る期待と不安

阪神タイガースは7日、台湾出身の左腕・呂彦青(ル・イェンチン)投手と契約を結んだことを発表した。7人目の台湾人として、甲子園の地を踏む。縦縞のユニホームをまとった呂は入団会見で「台湾のスターの陽岱鋼選手(巨人)と対決したい」と明かした。球団の評価は高く、即戦力としてローテーション入りが期待される。

2017/11/14

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寶悍運動



大学卒業を待たずしての日本球界入り

 台湾・高雄出身の呂は、2013年の高校3年の頃に頭角を現し、メディアに注目されるようになった。地元の高校を卒業後、台湾体育運動大学に進学。15年6月には光州ユニバーシアード大会の台湾代表に選出され、メキシコ戦で6回1失点の好投を見せ、台湾プロ野球からも熱い視線が注がれるようになった。
 
 現在、大学4年の呂は来年6月の卒業見込み。まず学業に専念し、卒業後にプロ野球の道に進むため、今年7月の台湾プロ野球のドラフトを断っていた。そのため、今回の阪神との契約は台湾球界で驚きが広がっている。
 
 台湾出身の左腕には、メジャーリーグのマイアミ・マーリンズに所属するチェン・ウェイン投手(元中日ドラゴンズ)や千葉ロッテマリーンズのチェン・グァンユウ投手がいる。呂のピッチングは日本メディアで「台湾最強左腕」と評され、阪神は「先発できる即戦力左腕」としているが、台湾球界では呂が実際に活躍できるか疑問があるという。

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