西武、本拠地をボールパーク化。ドーム改修、室内練習場や選手寮の新設…球団過去最大の180億円投資
西武ライオンズは15日、東京都内で「西武ライオンズ40周年記念事業 メットライフドームエリアの改修計画・周年記念イベント」の記者会見を行った。
2017/11/16
西武ライオンズ
育成強化へ、新たな室内練習場や選手寮を建設
育成の強化に向けての施設改修は▽西武第二球場スタンド、サブグラウンド、ブルペン新設▽室内練習場、若獅子寮の新設――。
第二球場には、来場者が観戦できるスタンドを設置し、選手が常に見られながらトレーニングを行う環境を整備する。現在の若獅子寮と室内練習場を撤去した跡地にサブグラウンドやブルペンを増設する。
新たに建設する室内練習場は、建物の外寸が54メートル四方で、冬季や雨天、夜間などの練習スペースを確保する。併設する選手寮「若獅子寮」は4階建てで、選手用の部屋が28室。トレーニングルームや温浴施設を、食堂を完備し、若手が野球に集中できる環境を整備する。
4年ぶりにライオンズ・クラシックを実施
40周年を記念し、2018年シーズンのユニホームの左袖には40周年記念エンブレムをデザインする。
また4年ぶりにライオンズ・クラシックを実施する。2004~2008年に着用し、その間に2度日本一に輝いたユニホームが復活する。球団初の東京ドームでの試合(4月17日)、メットライフドームでの3試合(6月29・30日、7月1日)で着用する。
西武ライオンズの後藤高志オーナーは「埼玉西武ライオンズは西武グループのシンボル。40周年では設備面でバリューアップできる。来年は10年ぶりの日本一奪還を切望している」と期待を寄せた。また、施設改修による環境改善に選手の流出防止にもつなげたい考えを示した。
会見に出席した秋山翔吾外野手は「優勝するための事業計画。それに応えられるように頑張りたい」と意欲を見せ、菊池雄星投手は「環境が整うことで頑張ろうと思えるのは事実。選手としてはうれしい」と話した。