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アジアプロ野球CS、きょう開幕。問われる大会の意義、稲葉采配と若手の台頭に注目

「ENEOSアジアプロ野球チャンピオンシップ2017」が16日、東京ドームで開幕する。日本、韓国、台湾の3チームが総当たり戦を行い、上位2チームで優勝を争う。メンバーは、24歳以下もしくは入団3年目未満(オーバーエイジ枠3人)で構成される。

2017/11/16

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稲葉監督がいかに経験を積めるか

 2020年の東京五輪の金メダルを目標に掲げる野球日本代表「侍ジャパン」を率いる稲葉篤紀監督にとって、初采配の大会となる。今大会の見どころを整理していく。
 
 正直、この大会の位置づけはわかりにくい。U-24で臨む大会に何を求めるべきか。優勝を狙うのは当然だが、冷静に分析すべきポイントもある。
 
 まず、稲葉監督がいかに経験を積むか。そして、2017年ワールドベースボールクラシック(WBC)のメンバーを脅かす若い世代の台頭はあるのかだ。
 
 稲葉監督には、侍ジャパン前監督の小久保裕紀氏との共通点がある。それは監督経験がないということだ。
 
 過去にWBCに出場した監督をさかのぼると、第1回の王貞治氏、第2回の原辰徳氏、第3回の山本浩二氏には、NPBでの監督経験があった。小久保氏にはその経験がなく、かつてはなかった侍ジャパンの強化試合や日米野球、プレミア12が経験不足を補う絶好の機会になっていた。小久保氏はその経験を糧にWBCではなんとか3位に滑り込んだ。
 
 稲葉監督は今大会を生かせるか。東京五輪はメジャー組が不参加の見通しで、NPBのメンバーでチームを構成することになるだろう。稲葉監督が呼びたい選手を全て招集できるかはわからない。その場合、限られたメンバーでどう戦うかをマネジメントする能力を培わなければならない。今回のU-24というメンバー構成で戦い抜けるかは、稲葉監督の手腕の試金石になるはずだ。
 
 仮に、今大会で優勝できなくても必要以上に批判することはないし、優勝しても過度に称賛する必要もない。稲葉監督が経験を糧にできるかだ。

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