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米球界移籍間近の大谷、米国では既に熱狂ムード「投手か?打者か?いや、どちらもだ!」「日本人史上最高の有望株」

2017/11/23

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 21日(日本時間22日)に新ポスティングシステムが日米間で合意に至り、いよいよ夢のメジャーリーグ挑戦が目前に迫った、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平。
 
 新制度は12月1日(同2日)にMLBのオーナー会議で正式に承認される予定となっており、同日からポスティング申請が可能となる。また、他のFA選手の移籍などに支障が出ることから大谷には例外が設けられ、通常は30日間の交渉期間が21日間に短縮される。そのため、年内には移籍先が決まる見通しとなっている。
 
 MLB公式サイトでは、22日(同23日)付で「投手か?打者化?いや、どちらもだ!近々、大谷はメジャーでプレーする」と題して特集を掲載。米国でも”日本のベーブ・ルース”と称される大谷のプレーを心待ちにしており、既に熱狂ムードが漂っているようだ。
 
 100マイル(約161キロ)以上の速球、そしてメジャーでも屈指の域に入るスライダー、そして2016年に打率.322、22本塁打、67打点、OPS1.004という好成績を残し、今季も出場機会が少ない中でOPS.942を記録した打撃は現地でも高い評価を得ており「日本人史上最高の有望株」と評されている。
 
 今季の大谷を苦しめた右足の故障についても、今季オフに手術へ踏み切ったことで来春には100%のコンディションでキャンプを迎えることができると見られている。
 
 また、記事では大谷がどの球団と契約を結ぶかという点にも注目している。
 
 大谷は25歳以下のため、昨年12月に合意された大リーグの新労使規定によって契約金が制限される。キューバやドミニカ共和国などからドラフト外の外国人選手の乱獲を防ぐために、各球団に契約金総額の上限を定めた同制度だが、ドラフト外の外国人選手である大谷も例外ではなくこの制度が適用されることになった。
 
 「インターナショナル・ボーナス・プール」と呼ばれるこの枠は若手選手などと自由にトレードが可能であり、最大1010万ドルまで加算が可能できる。直近では、大谷の獲得を熱望しているニューヨーク・ヤンキースが若手選手を2人放出し、この枠を加算した。その他にもレンジャーズやツインズなどが枠に余裕を持たせており、獲得に本腰を入れてくると見られている。
 
 日本球界でも前代未聞の”二刀流”に挑戦し、2016年には史上初となる投手とDHでベストナインに選出され、更にはMVPも獲得した大谷。日本ハム入団前から憧れていたメジャーリーグの舞台は、もう目の前まで迫っている。