ロッテ、本拠地をLED照明化。目にも優しい人工芝導入へ
2017/12/26
千葉ロッテマリーンズ
千葉ロッテマリーンズと千葉市は26日、2018年シーズンからロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアムにLED照明システムを導入してグラウンド照明を全面的にLED化し、ミズノ株式会社が積水樹脂株式会社と共同開発した野球専用人工芝「MS Craft Baseball Turf」(エムエスクラフト ベースボールターフ)を採用すると発表した。
総工費は計11億5000万円。いずれも2018年2月28日に完成、3月のオープン戦から使用を開始する。
照明の改修は総工費8億3000万円。既設照明の老朽化に加え、地球温暖化対策の一環として、現状のメタルハイドランプと高圧ナトリウムランプに替えて、高演色LEDの採用する。
照度(グラウンドの明るさ)を維持し、総消費電力を約50%削減できる。また統合制御システムと連携することで、ビジョンや音響と連動した躍動感あふれる演出が可能になるほか、新たにフルカラーのLED照明で球場外壁のライトアップを行う。
人工芝には総工費3億2000万円を投じる。天然芝に近い感覚でプレーできる野球専用の人工芝を導入する。特殊加工により芝葉を捲縮(けんしゅく)させることで選手の足元におけるブレを軽減でき、プレーの安定性につながる。このほか、芝表面が光を分散させて照り返しを低減するため、プレーヤーと観戦者の目にも優しいというメリットもある。