西武、ドラ1齊藤・ドラ3伊藤が春季キャンプA班入り。辻監督「戦力になると判断した」
2018/01/18
埼玉西武ライオンズは18日、2月1日から宮崎県内で行われる春季キャンプで、ドラフト1位・齊藤大将、ドラフト3位・伊藤翔の両投手がA班入りすると発表した。この日に行われた全体会議で決定した。
この日の新人合同自主トレで齊藤は初めて、伊藤は2度目となるブルペン入り。20球を投げた左腕・齊藤は「ベストからは遠いけど、それなりにいい球がいっていた」と振り返った。現在の状態は7割程度だといい、「キャンプに合わせてしっかり状態を上げていきたい」と話した。
「去年のシーズン中の投球感覚に近づけたい」と話すのは、右腕・伊藤。昨季は四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスで1年目にして8勝を挙げた。合同自主トレ2度目のブルペンで直球30球を投げ、「最初に入ったときより感覚ができてきた」と充実感をにじませる。
伊藤は新入団選手発表で“開幕ローテ入り”を目標に掲げており、キャンプA班入りでその可能性をぐっと近づけた。
辻発彦監督は「スカウトの話を聞いたり、自主トレでの動きを見たりして“戦力になる”と判断した」とA班入りの理由を語った。先発や中継ぎなどの起用法については、チームのバランスを考えるとしたうえで、「2人ともどこでもいける力はある」と評価した。
10年ぶりのリーグ優勝を見据えるチームにとって、投手力強化は何よりも重要となっている。ルーキー2人にかかる期待は大きい。