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チェン、「心」の投球で挑む集大成の1年。憧れの大先輩のアドバイスを胸に【マリーンズキャンプ通信2018#1】

今年で来日8年目を迎えるチェン・グァンユウ。オフに憧れの大先輩とトレーニングを積んだチェンは、集大成の気持ちで今シーズンを迎える。

2018/02/03

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千葉ロッテマリーンズ



自主トレで貴重な時間を過ごす

 1月に来日したチェン・グァンユウ投手の目は輝いていた。マリーンズは新外国人投手を3人補強。外国人枠の兼ね合いで置かれている立場は厳しさを増したが、モチベーションは例年になく高い。
 
「先発でもセットアッパーでもチャンスを頂けるところで結果を残せるようにしたいです。今年は外国人投手が3人、入団している。左投手もいる。他の外国人選手に負けないように頑張る。今年で8年目。自分の中の集大成という気持ちでいます」
 
 帰国中、夢のような出来事があった。マイアミ・マーリンズのチェン ウェイン投手にお願いをして1カ月にわたる自主トレが実現したのだ。憧れの大先輩。海外でのプレーを夢見たのも大先輩の影響が大きい。
 
「中学生の時にちょうど中日ドラゴンズで活躍をされていた。その姿をテレビで見て日本でプレーをする可能性を考えるようになった」
 
 2年前にチェン ウェイン投手主催の台湾での野球教室に参加をしたのをキッカケに連絡先を教えてもらい、昨年12月、合同自主トレの実現に至った。台北市内で週3回を1カ月。午前は走り込みと投げ込み。午後はウェートに投げ込み。収穫の多い時間となった。中でもウェートを行った後にもう一度、キャッチボールをするのは初めての試みだった。鍛えた後に投げる筋肉を確認する作業と聞かされ納得した。他にも沢山、メジャー流の練習方法を教えてもらった。貴重な時間となった。
 
「憧れの大先輩と初めて一緒にトレーニングをさせていただいて勉強の連続でした。ピッチングにおけるバランスなどアドバイスをもらいました。トレーニング方法を見ていてもレベルが違う。メジャーはやっぱり違うと思った」
 
 筋トレなどの身体的レベルアップからストレッチなどの体のケアまで細かく指導を受けた。数々の実績を残した憧れの男はどこまでもストイックに、そして自分の考えをもって投げていることを知れたのも大きな収穫であり、刺激となった。
 
「『今シーズン、しっかりと結果を出せるように頑張れよ』と言われましたので約束を果たせるよう、頑張ります」

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