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松葉との対戦成績5割のメヒアが抜け出すか? 中村、ペーニャとのパリーグ本塁打王争い

9月23日から京セラドームで、オリックス対埼玉西武の4連戦を迎える。このカードでは、ホークスを追うバファローズの戦いぶりだけでなく、本塁打王争いにも注目したい。

2014/09/22

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オリックス戦に強いメヒア

 トップのメヒア(西武)を僅差で中村剛也(西武)、ペーニャ(オリックス)が追いかけるパ・リーグの本塁打王争い。9月23日からのオリックス対西武の4連戦では、その三選手が顔を揃える。
 
 ペーニャは3・4月に月間MVPを獲得し10本塁打、6月に月間2本塁打と一発が出ない時期もあったがトップを走ってきた。西武勢は中村が故障のため開幕に間に合わず一軍登録が4月25日と出遅れ、第1号は4月30日、4月末に入団したメヒアは一軍登録された5月15日の初打席でホームランを放ち、ここからペーニャを追い上げてきた。
 
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 3・4月以来、月間二桁本塁打のないペーニャに対し中村、メヒアともに8月に月間11本塁打を放ち、9月には入った時点でペーニャ、中村が28本でトップ、メヒアが27本でつづいた。
 
 9月に入ってからは三人による2本差以内のつばぜり合いが続き、10日に30号、17日に31号で三人がトップで並んでいる。前カード(19日~21日)で、メヒアに初戦と3戦目に一発が出て33号、中村、ペーニャに2本差をつけているというのがここまでの経過だ。
 
 今、一番勢いがあるのはメヒアだ。9月に入ってから6本塁打、60打数だから本塁打1本を打つのに要す打数を表す本塁打率は10.00で、ここまでの本塁打率10.70を上回っている。
 
 この4連戦もメヒアには有利な条件がある。オリックス戦に強く48打数16安打、打率.333、7本塁打はチーム別では最多。8打数4安打2本塁打と得意にしている松葉貴大が先発する可能性が高いのも好材料だ。
 
 京セラドームは外野フェンスが低目(4.2m)とはいえ、両翼100m、中堅122mと打者に特別有利な球場ではないが、今シーズンここまでの3試合で11打数5安打、2本塁打と「地の利」もある。
 相性どおりの結果が出れば、この4連戦で中村、ペーニャに引導を渡すことになるかもしれない。

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