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パ王者・西武、好機逃して連敗で崖っぷち… 背水の陣で第5戦へ、辻監督「勝つために必死でやる」

2018/10/20

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 パ・リーグ王者の埼玉西武ライオンズは20日、本拠地で行われた2位・福岡ソフトバンクホークスとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦に2-8で敗れた。対戦成績は2勝3敗(アドバンテージ1勝)となり、10年ぶり日本シリーズ進出に向けて後がない状況となった。
 
 今季12球団最多の771得点をマークした「獅子おどし打線」が鳴りを潜め、手痛い黒星を喫した。
 
 いずれかの大量得点という一方的な試合が続いた3試合に対し、序盤は均衡した展開となった第4戦。ソフトバンクに2本の2ラン本塁打でリードを許した西武だが、3回にCSで初めてスタメン起用された9番・木村文紀外野手の2ランで2点差に詰め寄った。
 
 そして西武は2-4の6回裏、安打と四球などで1死二、三塁のチャンスを迎えた。だが、ソフトバンク2番手・武田翔太投手の前に中村剛也内野手、岡田雅利捕手が連続三振に倒れ、好機を逸した。
 
 「1点でも取れてれば」と悔いた辻発彦監督。「ツーアウトだから岡田のしぶとさに期待した」と、負傷交代した先発・森友哉捕手に代わってマスクをかぶった岡田に代打を送らず。だが、ここぞの一本が出なかった。
 
 そして、直後の7回表に救援陣が四球で走者をためて4失点。7回以降、打線はソフトバンク救援陣に抑えられてしまった。
 
 2連敗で崖っぷちに立ったパ・リーグ王者。指揮官は「いいピッチャーが来るからそう簡単には打てない。甲斐の存在も大きいし、走るチャンスも少ない」と短期決戦の厳しさを口にしながらも「気持ちでやるしかない。勝つために必死でやりますよ」と背水の陣で臨む第5戦へ表情を引き締めた。



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