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セMVP・丸、来季はこだわりの「全試合出場」で受賞へ “持ち味”の四球と出塁率はシーズン歴代トップ10入り

2018/11/28

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 広島東洋カープの丸佳浩外野手が27日、東京都内で行われた「NPB AWARDS 2018 supported by リポビタンD」で、2年連続のセ・リーグ最優秀選手賞(MVP)に輝いた。球団としては3年連続9度目(7人目)の受賞となる。
 
 今季、リーグ3連覇を果たした広島は、今年も“タナキクマル”を中心とした攻守の万能プレーヤーが揃う。丸はその一角として主軸を担い、2年連続のMVPを手中に収めた。
 
 昨季も同賞を手にした丸は、受賞後の記者会見で、「同じ賞を取ろうというよりは、しっかりといい数字を残せるように頑張っていこうと思って始まったシーズン」だったと振り返る。
 
 今季は打率.306、39本塁打、97打点に加え、リーグトップの130四球(歴代4位)、出塁率.468(歴代8位)を記録。自身の持ち味であるという2項目については、「非常にいい数字が残せたかな」と胸を張った。
 
 だが、今季は4月28日の阪神タイガース戦で、ダイビングキャッチを試みた際に、右太もも裏を痛めて戦列を離れた。自身の数少ないこだわりであるという「全試合出場」が達成できなかったことには、悔いが残るという。
 
 「来シーズンは試合欠場せず1年間やったうえで、またこういう風に賞が取れたらいい」と全試合出場で3年連続受賞を目指す丸。「しっかりと全力プレーで、チームの勝利に貢献できるような選手目指して頑張りたいと思います」と来季の活躍を誓った。
 
取材・文:森田深志