パは、李大浩（ソフトバンク）、セは山崎康晃（DeNA）【BBC編集部が選ぶ、NPB週間MVP第6週（5/4-5/10）】
日々データ系のコラムを配信しているベースボールチャンネルでは、今季開幕から毎週セ・パ両リーグ、投打のMVPを独自にあげていく。数値からはすべてとは言えないが、現在のチーム状況が見えてくる。また今後の展望にも、ぜひ参考にしていただければうれしい。原則として月曜日に発表する。2カード6試合ごとで今回は、5月4日から10日までの集計とする。
2015/05/11
西武・バスケスが救援で2勝
今度は投手陣だ。
PR(Pitching Run)順。リーグの平均防御率よりどれだけ傑出しているかを見る指標となる。
パリーグはさらに打高が進み、平均防御率は4.33、セも3.61と打高に傾いた。
パリーグから見ていく。
唯一の完投勝ちは西武の十亀。同じく西武の牧田は6回零封。規定投球回数以上で防御率0.00は牧田1人だけ。勝利数はリリーフのバスケスが1位で2勝を挙げた。
救援投手はバリオスが4ホールドだが、防御率は3.60。奪三振は楽天の則本が10。
DeNA・山崎が新守護神として君臨
続いてセリーグだ。
5月9日、DeNAの山口俊が9回1失点だが自責点は0。しかし勝敗はつかず、11奪三振もトップ。
広島の前田健太、ジョンソンは7回を零封。中日の大野雄大は1週間に2度先発し2勝を挙げた。
救援投手の中では、DeNAの新人山崎が5試合に登板し1ホールド4セーブ。登板したすべての試合で救援に成功した。さらにDeNAは田中も1勝2ホールド。この安定感がDeNAが首位を走る要因の一つだろう。
先発投手のMVPは、パが完投勝ちの十亀剣、セは勝利はつかなかったが9回1失点、自責点0のDeNA山口俊。
救援投手、パは2勝1ホールドの西武、バスケス。セは前週に続きDeNAの山崎康晃とする。
今週のパリーグの投打の総合MVPは、大当たりだったソフトバンクの李大浩、セリーグは登板した5試合すべてで勝利に貢献したDeNAの山崎康晃としたい。
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