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抹消が規定路線 第5の助っ人・サンティアゴは外国人カルテットのカンフル剤になるか?

メッセンジャーの不振もあり、15日の中日戦にタイガース第5の助っ人・サンティアゴのデビューが決まった。前回のWBC、日本戦で好投するなど実績は十分。結果にかかわらず登板後に抹消されることが濃厚だが、サンティアゴの投球内容は多方面にわたって意味を持つ。

2015/05/14

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外国人の不振がチームの成績に大きく影響

 和田阪神がかつてない泥沼にあえいでいる。10日までの広島3連戦で、今季2度目の同一カード3連敗を喫し、14年ぶりに両リーグ最速で20敗に到達。13日現在では広島と並ぶ最下位タイだが、和田監督が指揮を執って4年目で初めての単独最下位転落という屈辱も味わった。
 昨年はリーグ2位で、クライマックスシリーズ・ファイナルステージでは巨人を4連勝で下して日本シリーズに進出した。西の雄に、一体何が起こったのか。

 大ブレーキ最大の要因は、「史上最強」ともうたわれた外国人カルテットの不振だ。昨年はマートンが首位打者で、ゴメスが打点王。メッセンジャーが最多勝と最多奪三振、呉昇桓がセーブ王と、4人全員がタイトルを獲得した。

 今季は呉昇桓こそ11S、防御率1.69と変わらぬ安定感を誇るが、なかなかそこまでたどり着けない。開幕投手を務めたメッセンジャーは、いずれも両リーグワーストの5敗、防御率5.88で11日に出場選手登録を抹消。マートンは打率.241、0本塁打、10打点で、10日の広島戦を強制休養させられた。ゴメスも打率.274、2本塁打、20打点と破壊力は鳴りを潜めている。
 そんな状況下で、救世主たり得る存在が、第5の助っ人マリオ・サンティアゴだ。年俸約1500万円で3月に入団し、ここまでは2軍調整。メッセンジャーの不振で、15日の中日戦(ナゴヤドーム)でのデビューが決定した。
 1軍の外国人枠は4人。タイトルホルダーが4人そろう布陣に対して、その枠に挑戦することを決めたサンティアゴは、3月16日の入団会見でこう宣言していた。

「4人も素晴らしい外国人選手がいる、という話は聞かされている。米国のマイナー球団からのオファーもあったが、日本でキャリアを終えるくらいの気持ちで阪神と契約した」

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