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「ジャイアンツ最速の男」立岡宗一郎、新1番打者候補の出現

ソフトバンクでは、背番号7を与えられた逸材もプロに入って伸び悩んだ。故障にも悩まされ、発展途上。しかし、立岡には誰にも負けない脚力がある。この千載一遇のチャンスを活かすことができるか?

2015/05/29

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一軍定着への課題は?

当時2軍にいたガッツ小笠原(現中日)から左打ちの極意を熱血指導。
春季キャンプでは清水2軍打撃コーチ(現1軍打撃コーチ)とマンツーマン特訓。
翌13年には、内野複数ポジションと外野も守れる両打ちの便利屋として1軍で46試合に出場。
昨季はわずか2試合の出場に終わったものの、今季はイースタンで盗塁を量産して猛アピール。
正三塁手・村田修一と控えの寺内崇幸の故障で、24日に1軍昇格を果たした。
28日の西武戦では第3打席でショートへの内野安打。
その圧倒的な加速力にざわめきが広がる一塁側スタンド。
しかし、続く第4打席では送りバントを失敗し小フライ。
良くも悪くも、立岡の特徴と課題がはっきりとわかる一戦となった。
まだまだ外野守備も内野守備も不安定。
盗塁も昨季イースタンで20度試み9度の失敗。
その才能は図抜けている。足りないのは技術と経験だ。

岡崎2軍監督も「盗塁王を獲る1番打者に育てたい」と期待を寄せる巨人最速の男。
90年生まれの25歳、チームメイトの大田泰示や橋本到とは同い年である。
大田・橋本・立岡が並ぶG’90s外野トリオの実現へ、猛スピードで同級生たちを追いかける背番号58。
「僕が一人二役、三役の価値を見出せれば、チームにとってもプラスになると思います」
目指すは、足のスペシャリストであり守備のユーティリティプレーヤー。

近い将来、東京ドームではこんな声援が飛び交うことだろう。
「走れ!タテオカ」と……

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