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【データで選出6月月間MVP】西武・外崎修汰とヤクルト・中村悠平が攻守のバランスよくトップに。柳裕也(中日)は与四球を抑え投手最高評価

2019/07/08

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救援陣の奪三振能力が光った6月。ソフトバンクの若手2人が健闘。

 投手の評価も質と量両面でどれだけ貢献したかから求める。質は「奪三振」、「与四死球」、「被本塁打」、「ゴロかフライかライナーかといった打たれた打球の種別」、量は「投球回」によって決まり、そこから平均的な投手と比較しどれだけ多くの失点を防いだかを算出する。

 パ・リーグは山本由伸(オリックス)、セ・リーグは柳裕也(中日)がそれぞれ5.0点、7.1点と最高の貢献を記録した。
 
 2人は多くの分野で好成績を残したが、なかでも与四球の少なさが光った。特に柳は31イニングを投げ、119人の打者に対し与四球がわずか4。無駄な走者を出さない投球で、月間3失点に抑えてみせた。
 
 奪三振の分野では、短いイニングに全力投球できる救援投手が優れた値を残している。特にエドウィン・エスコバー(DeNA)はリーグ平均が20%弱となる奪三振割合(奪三振/打者)で41.8%。160キロ級のストレートを武器に平均の倍以上のペースで三振を積み重ねた。
 
 ソフトバンクの髙橋純平、椎野新も救援で鮮烈な投球を見せた。2投手とも昨季までの実績はほとんどなかったが、ともに30%を超える割合で三振を奪いランクインを果たした。故障者続出のソフトバンクが、今季も勝ちつづけていられるのはこういった若手の台頭が大きい。
 
 
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