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【データで選出8月月間MVP】西武・森友哉が両リーグ断トツの貢献。投手では前半戦不調の巨人・菅野智之が今季初のランクイン

2019/09/05

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DELTA、Getty Images



前半戦不調の巨人・菅野がセ最高評価。西武・増田、阪神・岩崎は救援ながら月間わずか1四球

 投手の評価も質と量両面でどれだけ貢献したかから求める。質は「奪三振」、「与四死球」、「被本塁打」、「ゴロかフライかライナーかといった打たれた打球の種別」、量は「投球回」によって決まり、そこから平均的な投手と比較しどれだけ多くの失点を防いだかを算出する。
 

 
 パ・リーグは有原航平(日本ハム)、セ・リーグは菅野智之(巨人)がそれぞれ7.4点、6.4点と最高の貢献を記録した。菅野は今季前半戦不調にあえいだが、8月は調子を取り戻していたようだ。
 
 2人はともにほかの投手より多い5度の先発機会に恵まれ、有原は34回1/3、菅野は35回を消化した。これはそれぞれのリーグでの最多の数字である。質もさることながら多くの量を投げることによりほかの投手より多くの失点を防いだ。
 
 先発投手ほど多くのイニングを投げることはできないが、短いイニングに注力できるのが救援投手だ。増田達至(西武)と岩崎優(阪神)は少ないイニングながら、20%前後が平均となるK%(奪三振/打者)で30%以上、四球はそれぞれ月間で1つしか与えなかった。多くのイニングを投げることできず量の貢献は見込めないが、その分投球の質を高めてランクインを果たしている。
 
 
DELTA
 
 
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