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「いつもの球場」にプロ野球 6試合中5試合が地方球場開催は2リーグ制後初の珍事【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#7】

23日、6試合中5試合が地方球場で開催される珍事が起きた。2リーグ制になってから初めてのことであるが、普段見慣れない球場でプロ野球を観ることは一つの楽しみでもある。

2015/06/26

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ベースボールチャンネル編集部



同日に6試合中5試合が地方球場開催

 6月23日、NPBに「惑星直列」めいた珍事が起きた。セ・パ6試合のうち、東京ドームの巨人vsDeNAを除いた5試合すべてが地方球場で行われたのだ。これは2リーグ制になって以降の記録を見ても初めてのことだという。
 
 北から順に紹介すると、まず、日本ハムvsロッテが旭川スタルヒン球場、楽天vsオリックスが郡山・開成山球場、西武vsソフトバンクが大宮県営球場(以上、パ)、広島vs阪神が長野オリンピックスタジアム、中日vsヤクルトが岐阜・長良川球場(以上、セ)。梅雨時でもあり、また列島上空に寒気が流れ込み、大気の状態が不安定だった。降雨コールドがある一方、中断したものの延長12回引き分けもあったりして、実にバラエティに富んだ一日だった。これも野球の醍醐味である。
 
 ファイターズは毎年恒例の旭川シリーズだった。球団スタッフに聞くと案外、移動が大変で苦労するところも多いらしいが、旭川のファンはゲームを心待ちにしている。「北海道日本ハム」を名乗る以上、道内の転戦は避けるわけにいかない。ダルビッシュが釧路で投げたり、今年は大谷翔平が旭川で投げたり(翌24日)、なかなか味わい深いのだ。
 
 開催球場は高校野球の地方予選等で皆になじみがある。「いつもの球場」にプロ野球のスター選手がやって来る楽しさだ。熱心な野球ファンなら「いつもの球場」のいつものアングルで高校生とプロを見比べ、その違いに圧倒される喜びがある。プロは(当たり前だけど)敗戦処理に出てくるピッチャーまでがすごい球速だったりする。

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