オリックス新外国人、アダム・ジョーンズは“やられる前にやる”男 データで分かったイイトコとは
2019/12/23
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オリオールズで才能開花!“バリバリのメジャーリーガー”のまま来日
近年は著名なメジャーリーガーが日本球界にやってくるケースは多くなり、今オフも多くの助っ人選手が契約を結んだ。そして、ここまでで最大の目玉選手と言っていいのがオリックス・バファローズのアダム・ジョーンズ外野手だ。
メジャー通算282本塁打、1939安打を誇る34歳が一体どんな活躍を見せるのか。メジャー14年間で残した詳細なデータから、その選手像を探ってみよう。
2003年にドラフト1巡目(全体37位)でシアトル・マリナーズに指名され入団したジョーンズは、2006年にメジャーデビュー。そして2008年の開幕前にボルティモア・オリオールズに移籍すると、それまで41試合が最多だった出場機会がいきなり132試合に激増した。
翌2009年には自身初の2桁本塁打となる19本塁打をマークし、長打力が開花。2012年~2013には2年連続160試合以上に全出場してフィジカルの強さを示すとともに、2年連続の30本塁打以上、2013年には初めて100打点を突破し(108打点)、いよいよ“全盛期”の時を迎える。
守備でもそゴールドグラブ賞を5度獲得するなど、類い稀な身体能力で攻守にわたって安定した活躍が続き、メジャー13年目となる2018年オフにフリーエージェント(FA)としてアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍した。
初めてのナショナル・リーグとなったダイヤモンドバックスでは、137試合の出場で打率.260、16本塁打、67打点と適応に苦労したが、それでも2010年から10年連続130試合以上、11年連続2ケタ本塁打と60打点以上をマーク。30代半ばの年齢でも急激な衰えは感じられず、まさに“バリバリのメジャーリーガー”の形容詞とともにオリックス入団に至った。
では、このジョーンズという選手は、具体的にどんな特徴があるのだろうか。