福岡ソフトバンクホークス、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>
2022/12/03
産経新聞社
第5位 ロドニー・ペドラザ
右投右打
在籍期間 4年(1999〜2002)
成績 187試合(196回)、11勝11敗117セーブ、126奪三振、防御率2.71
ダイエーの絶対的守護神としてチームを支えたペドラザ。速球は140キロ台ながら、精密なコントロールで打者を翻弄。与四死球率の低さも特徴的だ。
アメリカ合衆国出身、身長186センチ、体重98キロ。テキサス大から、1991年のMLBドラフト2巡目でモントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)に入団。その後、コロラド・ロッキーズやテキサス・レンジャーズの傘下などでプレーするも、メジャー昇格は叶わなかった。
1999年シーズン序盤にホークスに入団。当初は先発要員として期待されたが、リリーフ適正を見出され、経験のないクローザーに大抜擢。これが功を奏し、27セーブ、防御率1.98の成績でチームのリーグ優勝、日本一に大きく貢献し、入団1年目で胴上げ投手となった。
その後もクローザーとしてマウンドに立ち、2000年(35セーブ)、01年(34セーブ)には2年連続で最優秀救援投手(現最多セーブ投手)のタイトルを獲得。中でも00年には、50回1/3を投げて与四球はわずかに4つ。「K/BB」は10.00と驚異的な数値をたたき出している。2002年には当時史上最速のスピードとなる162試合で100セーブも達成した(2020年終了時点では史上2番目の試合数。1位は2003年にギャラードが記録した148試合)。
2002年シーズン終了後には、読売ジャイアンツへ移籍。しかし、巨人では7試合の登板に終わり、防御率12.00と期待された働きはできなかった。