ヤクルト・小川泰弘、ノーヒットノーラン達成 中日・大野以来史上93度目(82人目)の快挙
2020/08/15
東京ヤクルトスワローズの小川泰弘投手が15日、敵地横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズとの対戦で、無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成した。
小川は、初回から力強い直球と、キレのある変化球をゾーンに投げ込み、DeNA打線に的を絞らせず。7回終了時点で許した走者は、右翼手・濱田太貴の落球と2四球のみだった。
最も窮地に陥ったのは8回、先頭の倉本寿彦にしぶとく粘られ、10球を費やして四球を与えると、続く中井大介に対しては、遊ゴロ併殺となりそうな当たりを、この試合途中から二塁に就いた廣岡大志が落球。無死、一、二塁のピンチを背負う。しかし、続く代打・嶺井を空振り三振に打ち取ると、冷静に後続を断ち、この回も無失点で切り抜けた。
小川は最終回も危なげない投球を披露。9回(135球)を投げ、打者32人に対し、被安打0、奪三振10、与四球3、無失点の快投で今季5勝目を挙げた。
ノーヒットノーランは、中日ドラゴンズの大野雄大投手が2019年9月14日の阪神タイガース戦で達成して以来、史上93度目(82人目)となっている。