「1イニング4奪三振」「捕手の1試合3併殺参加」。珍記録が飛び出した9月第1週のプロ野球
プロ野球公式戦では、9月の第1週(8月31日~9月6日)、珍記録が2つも飛び出す週となった。
2020/09/09
捕手ゲーム3併殺参加
二つ目は、森友哉捕手(埼玉西武ライオンズ)の捕手1ゲーム3併殺参加だ。9月3日の千葉ロッテマリーンズ戦で記録。2016年會澤翼(広島東洋カープ)以来となるプロ野球タイ記録で、史上9人目(9度目)、パ・リーグでは4人目(4度目)となる。
まず初回、いきなり無死満塁のピンチを迎えてロッテの4番・安田尚憲の打席。西武バッテリーは、外角低めの速球をうまく打たせると、打球は投ゴロに。1-2-3のダブルプレーとし、この回を無失点に凌いだ。
続いて4点ビハインドの7回、味方のエラーも絡み1死満塁のピンチに。しかし、ここでも外角のストレートを打たせ、再び1-2-3の併殺を完成させた。
さらに8回、1死ながら一塁に俊足・和田康士朗をおいて、打席には安田。ここで西武バッテリー、田村伊知郎が安田を142キロのシュートで見逃し三振に斬って取ると、スタートしていた一塁走者・和田を森が二塁で刺し、三振ゲッツー。ロッテベンチはリクエストを要求したが、判定は覆らず、森にはこの日3つ目の併殺参加が記録された。
また通算記録ではこの週、浅村栄斗内野手(東北楽天ゴールデンイーグルス)の200本塁打(9月4日・オリックス・バファローズ戦、プロ野球史上108人目)、安達了一内野手の200犠打(9月6日・楽天戦、プロ野球史上44人目)が記録されている。